犀在廊日 とまだあったショックな台詞

昨日のぐずついた天気とはうってかわって、さわやかな秋晴れの上天気!なのでもちろんチャリ。で出かけるつもりで起きたらハハに『今日は牛乳が安い』と言われ、出かける前にばだばたとスーパーを往復することになってしまった。だからってわけでもないのだけど、“今日はがーりーに行こう”と思ってたのにそんな余裕もなく、ジーンズと、せめてもって感じでストライプのシャツ。(つまり全然がーりーじゃない) 大体さー、チャリで片道1時間の距離を「がーりーで行こう」思うこと自体が間違い。ロングスカートじゃ走りにくいし、このトシで膝小僧だして走る勇気もないし。

吉祥寺のパッケージ屋に立ち寄ってお買い物。いっつも天ぷらを入れてるフードパックがもーないのだ。100枚買ったのに、1年もたなかったな。(つまりそんだけの数をばらまいたってことだ) 浅草橋で確か700円前後で買ったのが、ここでは1100円。1、2割高いのは覚悟してたけど、ちと悩む。これだけ買いに浅草橋へ出るほどのことではないし、行く余裕もいまのとこないので、735円でひと回り小さい、容器とフタが別れてるのを買った。どのみち、いつもフタが閉められない状態の天ぷらになるから、別の方が扱いやすいのだ。(同じのを浅草橋で買えば500円しないのかなぁ)

1時前くらいに無事ギャラリーに到着。人がいっぱいでびっくりした。昨日の土曜も盛況だったよーだ。それは何より。もっともあたし自身のは苦戦してて、壁見てちょっとがっくりしてしまった…で、それでも作家さんやお客さんたちとお喋りできて楽しく過ごせてたのだけど、追い討ちをかけてくれたのが、ある方に作品説明をしてたときのこの台詞。

『ちぎり貼ったものを縮小印刷してらっしゃるんでしょ』

ががーりーんりーんりーん。
ナマですよ、ナマ!ほんまもんの生ちぎりですよ!だからどの絵もみんな「1/1(いちぶんのいち)」って入ってるんです!って説明も必要なのか~、ってことにまずショックを受けてしまった。もちろんこの方には全然まったく何の悪気もないどころか、『だってこんなに小さくちぎれるわけがないと思って』って台詞も驚嘆賞賛以外のナニモノでもないことがその態度からもちゃんとわかる。わかるのだけど、そんな会話の外にいた人たちまでもが『え、ホント?』と言ってきたので、「これは縮小印刷」と思って見てた人がどれだけいたんだ?というショックからしばし放心状態に陥ってしまった。

今回、売れた作品には、そのコピーが貼られることになってて、つまり売れても「どんな絵が売れたのか」がわかる仕組みになっているのだけど、そのコピーとまだ売れていない額との絵の差ってのが「ありそでない」よーに見えることにも軽いジャブを喰らってたのね、自分で。(額ごとの丸コピーなので、遠目には売れたと思えない) “やっぱ本物はいいね”と思ってもらうココロミが不発っぽいじゃん。コピーなんて50円の価値しかないと思ってたけど、そーでもないのかなぁ。何のための「sayuki 1/1」サインだ、と思ってしまった。
大体、「印刷したモノをちぎって作ってる」わけだから、「印刷」に見えるのは当たり前っちゃー当たり前なんだよね。それでもいっぱい重ねて貼っていれば油彩の絵と一緒で厚みも出て質感も変わる。けど悲しいかな、あたしはそーゆー「重ね貼り」があまり好きではないのだ。いっぱいちぎるのは苦でも何でもないのだけど、重ねた部分とそーでない部分の微妙な段差が生じるのが好きではない、とゆーか。どんなチラシのどの部分をちぎったのかを見て欲しい、ってのもあるし。色を重ねるだけなら折り紙でも和紙でもよいのだしさ。

初めて知り合った作家さんやお店の方ともいろいろお喋りが出来て楽しく過ごせたのだけど、何かはにゃふにゃな気分で帰路についた。この気分を上手く説明することが出来ない。ちぎるのがヤになったとか、そゆことではないのだ。作戦の練り直し?ともまたちょっと違うな…「カッターでくり抜いてるよーに見えるけどここもちゃんとちぎってる」ってのをわかってもらうためにはどーするか、とか、ミニキャンパスに『ちぎってます』と貼って飾ったけど、これは『全部ナマちぎり1点モノ』とするべきだっのかとか、絵そのものに対する作戦ではなくて「もっとよく見てもらうための案内の仕方」だろーな。あまり一般的ではないらしいやり方をしてるのだから、それを知らしめる努力もいるのだのだ、きっと。
つーか、鋭利な刃物と変わらなくなってきたツメではなく、指でちぎるよーにすれば「ちぎってる」ってわかるかなぁ、といまふと思った。ちぎってるうちにツメが立ってくる気がするけど。

帰宅したら、みる貝のパター焼きが待ってた。美味しかった。さすがだ、ハハよ。
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Commented by あま☆ りんこ at 2009-09-14 09:12 x
雪丸さん!
私も最初拝見したとき、お友達と「これ?原画?いやまさか…」
ってな会話があったわけです。
つまりそれほどまでに精巧な作品だということ。
あんなに細かくちぎれるなんて驚異的です。
それでも、その時はお友達と作品をよく拝見させていただいて
「いや、これは原画だよ」って話になりました。
原画にしてはあれら展示の中でとってもお得すぎるお値段なので、
「印刷?」と感じる方がいらしても不思議はないかもしれません。
看板の横に「原画です」とか「なまちぎりです」とか
入っていたら、違うのかもしれません。
と、いうか雪丸さんがお気を落とすまでもなく
反対にそれだけすごい作品ってことなんですよね。
(えらそうなこと言って申し訳ないです。)
今回の展示では、私も色々とみなさまから学ぶことが多かったです。
自分の好みと観に来てくれる方の好みの作品が違うのも
新鮮な驚きでした。また搬入の際に、みなさまの圧倒的な実力に対し
自分の実力不足を感じ少々落ち込んでしまったのも事実です。
これからもみなさまを見習って、精進していきたいと思いますので
どうぞよろしくお願いします!!
Commented by 雪丸 at 2009-09-15 00:45 x
あま☆りんこさん、再びこんにちは!お褒め頂き光栄です。ありがとうございます!「小さい額展」は毎年参加させてもらってますが、その度に反省することいっぱいです…てゆーか、どこでも出店(展)するたびに反省してるわけですが(^^;) あま☆りんこサンの絵もかあいかったですよ。ママと赤ちゃんとか、動物の絵とか、色使いもいいし。今回、力作多かったですね。(あと切り絵とかも) 残すところあと2日、かな。長いような短いような、あっという間の2週間でしたね。
またどっかでお会いしましょう~!
by yukimaru156 | 2009-09-14 01:44 | そんな1日 | Comments(2)

ちぎり絵ざっか作家 さゆきの  雑記帳


by yukimaru156