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2010創作カレンダー公募展、「ちいさいおうち」展

カフェ&ギャラリー ゑいじう
12/1(火)~12(土) 11時~19時 (期間中休みなし、最終日17時まで)
都営地下鉄線曙橋駅より3分、丸の内線四ツ谷三丁目より6分
03-3355-0098
http://www.eijiu.net/

第8回を数える、創作カレンダー展示即売と、併設して「ちいさいおうち」展を開催します。さゆきはどちらも出品しています。おそらくは今年最後の出品となりますので、お時間のある方はぜひ足を運んで見てください。

「ちいさいおうち」とは…
アメリカの絵本作家、バージニア・リー・バートンの名作です。ある田舎の丘の上に、とても丈夫で丁寧に作られたちいさいおうちがあります。木や花に囲まれ、太陽や月や星を眺め、季節を楽しみながら幸せに暮らしていました。丘のずっと向こうにある、夜になるときらきらしているのが「町」はどななところだろう、と思っていました。
やがておうちの前に馬車ではなく車が通るようになり、きれいな道が出来、ちいさいおうちの廻りに大きな家が建ち、それはビルになり、駅が出来てたくさんの人が忙しく行き来するようになります。太陽も月も星も見えなくなり、季節もわからなくなり、ちいさいおうちは「ここが町になってしまったのだ」とわかります。でも「町」は好きになれそうにありませんでした。木や花や太陽や月や星や季節が懐かしく、でもちいさいおうちにはどうすることもできません。
ある日、ひとりの夫人が『このおうちは昔、おばあさんが子供の頃住んでいた家にそっくりです』と言い、そのちいさいおうちを引越しさせることに決めます。そしておうちは、車につながれ、昔いた頃とそっくりの丘の上に引越します。ちいさいおうちは、もう二度と町へ行きたいとは思わずに、木や花や太陽や月や星を眺めて、静かに幸せに暮らしたのでした。

子供の頃、読んでとても悲しくなって、そして「家が引っ越す」というところで凄く驚いて、ちいさいおうちがまた元のように幸せに暮らす結末に心底“よかったぁ~”と思った、とても好きな絵本でした。今年は作者の生誕100年。それを記念した今回の企画展に参加できて、光栄に思っています。あたしが住みたいと思う、「ちいさいおうち」です。見て、共感してもらえたらとても嬉しいです。
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by yukimaru156 | 2009-11-27 01:39 | さゆき 出店(展)情報 | Comments(0)

ちぎり絵ざっか作家 さゆきの  雑記帳


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