スペンサーシリーズ

昨日、腹筋50回を忘れた。なので今日は100回やった。ウソ。50回でひーだ。(ひーひー、ってほどじゃあない、とりあえず) そば屋出勤前に慌しくやったので、いつやるか時間を決めておいた方がいいな。

今朝の新聞で、ロバート・B・パーカーの訃報を知った。享年77歳。死因は不明。(いま検索したらわかるかもだな) 何だかちょっと切ないとゆーか、しばし感慨に耽った。
氏の代表作、スペンサーシリーズに読みふけったのはいつ頃だったっけか。学生時代だな。高校から大学にかけてくらい。新巻(文庫)が出るたびに“おおっ”と思って手にしてたのだけど、いつのまにやらそれも止まって(極貧時代に突入したからだ…文庫で700円てのはあたしにはきつく、古本屋で氏の作品を見かけることは稀だった)、さてこのシリーズは完結したんだろか、と思ってしまった。(こいつもいま調べればわかるだろう。便利な世の中になったもんだ) 

ハハに頼まれた買い物に出たついでに本屋に立ち寄る。(駅まで来て買い物用の財布を忘れたことに気づき、取りに戻った…2度手間だぁ~!立替えようにもポイントカードがないので泣く泣く引き返した次第) 思ったとーりとゆーか、シリーズ中で傑作と当時言われてた『初秋』と、それから数冊出たあとに出た続編『晩秋』の2作品しかなかった。根強いファンもいるだろうから、ばばーんと復刻するかもな、でもそしたらあたしの好きなこの表紙じゃなくなるんだろな、はよ揃えなくては、などと思いつつ『晩秋』の裏表紙の既巻を見た。驚いた。あたしが持っているのは『真紅の喜び』までで(15巻くらい)、以降、さらに16冊も出てたのだ!何てこった!こんなに続いてたのか…しばし絶句。いまから揃えるとなると、ゆーに1万円は飛ぶわけだ…んむむぅ。

スペンサーシリーズと言うのはハードボイルドの探偵小説で、それぞれで話は完結してるのでどこからでも読める。ま、シリーズだから、最初から読む方が主人公のスペンサー(彼にファーストネームはない)を取り巻く人々なんかはわかりやすいけど。それなりにタフだし、それなりにかっこいい。ハードボイルドの王道、ではあるけど、当時あたしがホレこんだのは無駄のない簡潔な文体と、ときに辛辣でときにウイットに富んだ会話だった。女性に強いわけではないが、弱いわけでもない、ってあたりも好きだったな。彼は母親を知らないのだけど、不幸な少年時代ではなく、むしろ逆。父親と叔父と祖父との4人家族で「愛情たっぷり」に育てられたからだ。タフガイの作り方の見本?てわけでもないか。

そーそ、作品中に美味しそうな料理が出てくる話と言えば池波正太郎が有名だけど、このスペンサーシリーズも洋書では筆頭格だと思う。確か「スペンサー料理読本」みたいなのも出てた、昔。男がひとりで料理をしてる様子って(昨今では珍しくないけど、当時としては)わびしい感じがしたのだけど、これを読んでるとなかなか楽しそうで悪くないのだ。
「〇〇の店のステーキソースにはまだ何か足りない。ラズベリーソースを少し入れてみるか。悪くない出来になった。今日は勘が冴えてる」
みたいな。文章そのものの切れ味がまたあたし好みだったわけだけど、訳者(菊池光氏)の力も大きいのでは、と思う。翻訳小説は訳者によってイメージそのものが変わってしまう怖さがあるよねぇ。ルパンの文庫を読んだとき、彼が自分のことを「ぼく」と書いてあっただけで幻滅したもんなぁ。(ここは「私」と訳して欲しかった…) あの頃は翻訳小説全盛と言っても過言ではなく、ハヤカワミステリとSFはどこでも棚いっぱいにあった(気がする)。いまでは探すのが難しくなった。古本屋でも翻訳小説の買取り額は国内小説の半値以下だったり、買い取らなかったりするもんねぇ。

ま、そんなわけで『ハゲタカ2』を読むつもりでいたくせに、スペンサーシリーズの、「買ったままずっと読んでなかった」本に手を出した。通勤途中で、読んでたことがわかった。でも結末が思い出せない。ボケたかなぁ。あと16冊を買うかどーするか、まだ迷ってる。とりあえず古本屋で見かけたら買うようココロがけよう。
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Commented by 花車 at 2010-01-23 07:43 x
連日のかきこみ、すみません。
知りませんでした。あわててネットの新聞を漁っているところです。
私にとっては、ディック・フランシスとならんで表紙を辰巳四郎さんが担当していたので、そういう意味でよくまぜこぜになって困った思い出のある方です。(辰巳さんももう七回忌です~)
私は数えるほどしか読んでいなかったのですが、一昨年末の作品でようやくスペンサーが結婚にいたったみたいですよ。
 私も、最近翻訳本が減っているという苦情を耳にして、止まっていた『ブラックダリア』を読みだしました。事件より男臭い話でよいです(^o^)
Commented by 雪丸 at 2010-01-24 01:30 x
花車さん、いつもありがとうです!連続カキコ、望むところですよ!(^^)
調べると言いつつちっとも見てなかったのだけど(^^;)、そーか、ついにスペンサーも結婚したのですね!(で、彼はいくつになってそれを決断したのかしら(笑)) 

『ブラックダリア』、映画は観たけど本を読んだかどうかの記憶が曖昧で…この人の別の本だったかなぁ~、と思ってるところです。今日、ちらりと本屋を覗いたのだけど、やっぱり翻訳モノは少なくなってますねぇ。ちと淋しいです…。
by yukimaru156 | 2010-01-22 01:56 | そんな1日 | Comments(2)

ちぎり絵ざっか作家 さゆきの  雑記帳


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