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友人に贈る本選び とぽけもんことわざ

昨日のブログでは『攻殻機動隊』の話からJ・Dサリンジャーの訃報に着地するはずだったのに(この映画では彼の本の話が出てくるのだ)、書いてるうちに着地点を忘れたよーだ。寝てから思い出す、ってのが悔しい。
サリンジャーの訃報に接して驚いたのは「亡くなったこと」ではなく「存命してたこと」だ、失礼ながら。享年91歳。大往生だな。もっとも、かなり長い間ひっそりと暮らしてたようなので、彼にとって幸せだったのかどうかわからないけど。
彼の作品に影響を受けた人は内外に関わらず多いそうだ。となるとあたしは「受けなかった人」に入るのだろう。高校時代、『ライ麦畑でつかまえて』から『フラニーとゾーイー』『バナナフイッシュ(を見た日?)』『屋根の梁を高く掲げよ』(というタイトルだった気がするけど…)を読み、何がどうイイのかさーっぱりわからんかった。いま読んだら違うのかなぁ、と思いつつ、世界中で最も読まれてる作家の上位に入る人の、人間不信に陥ってた(らしい)晩年について“お金があっても人間不信だったとしたら財産はないのと一緒だよなぁ”と思ったりした。

今日は友人のTMちゃんの誕生日なので、チャリこいで出かけた。プレゼントは天ぷらじゃないぞ!天ぷらも持ってったけどさ。で、その近くのB・オフに行って2月初旬から1週間ばかり入院する友人に何を贈るのがいいか本棚を眺めた。(プレゼントするならケチらずに書店で買えよ!と思うあなたは正しい。でも給料日前なのだ!回数券失くしてるのだ!) 本を、頻繁にではないにせよ貸し借りする仲なので、“これおもしろかったけど貸したっけかなぁ”とか“病院で読むのにこれはイカンだろー”とか、あれこれ悩む。あっちゅー間に1時間。評判よくても読んだことない本をあげるのは気が引けるし、さらっと読めてしまうのは(何せ入院中だから)つまんないだろーし…と思うとなかなか決められない。
結局、宮本輝の『草原の椅子』上下巻と、乙一の『GOTH』の上下巻にした。後者が彼女の好みであることは間違いないと思うのだけど、2冊に分ける理由がわからないほど簡単に読めてしまうのでねぇ。4冊ってのはよろしくないから、あと1冊はマジメに書店で買おっと。

ギャラリー犀に出品する絵は、絵そのものは出来てるくせに言葉選びでドツボにハマってる。『Hello Goodbye』だから、それに添った言葉をあれこれこねくり回してるのだけど、どーっしても「ぴたり」とピースがはまる感覚を味わえない。自分のボキャブラリーの貧困さを改めて思い知る。今月中に(つまり今日中に)完成予定だったのに!

ところであたしは新聞を溜め込むクセがあって(溜めたくて溜めてるわけじゃないのだけど)、どーにかしなくてはと思いつつも月日が経ってしまい、奇数月末になって慌てる。ここ数日で3ヶ月分くらい読んだが、当然のごとくまだ去年。しかも政権交代してないし。なぜ溜めるかとゆーと「時間がないからあとでゆっくり読みたい」と思って結果溜まって「じっくりどころではない流し読み」状態だ。我ながらアホかと思うね。だったら毎朝流し読みすりゃあいーじゃんね。

と、そんな話はともかくとして。去年の春あたりからY新聞では「ポケモンことわざ百科」なる連載が始まってて、そいつを甥のYGのために切り抜く、とゆー作業が加わった。ポケットモンスターたちの特質になぞらえてことわざを紹介するもので、「一念岩をも通す」とか「親しき仲にも礼儀あり」とか、含蓄あることわざが並ぶ。「渡る世間に鬼はない」なんて、『渡る世間は鬼ばかり』とゆードラマが長寿番組になったおかげで(あたしは1度も見たことがないのだけど)、“あぁ、本来はこっちなんだよなー、忘れてたわー”と思ったり。いまの小学生たちが避けて通れない(よーに思える)ポケモンだから、このココロミは評価するけど、『天網恢恢疎にして漏らさず』とか、難しすぎないか?つーか、あたしはすぐにはわからんかった…「天の網は大きくて目が粗いけど、悪い人を逃がさない。だから悪いことをしたら必ず天罰がくだる、ということ」なんだそーだ。まぁ一見(一読)難しいと思えることわざも、意味合いがわかれば決して難解ではないからいいのか。このことわざ、Y新聞の135周年を記念して135のポケモンとことわざを1日1つ載せてるのだけど、135匹(日)で終りかと思いきや、そのあと「四字熟語」が始まった模様。ふあーあ、まだまだ続くのねぇ~。
Commented by 花車 at 2010-02-01 14:35 x
J・Dサリンジャーの訃報と聞いて、ジョン・レノンを思い出すか、「攻殻機動隊S.A.C 2nd」を思い出すかをちょこちょこ情連ブログでみてましたが、攻殻がでてきたのに…そうか駄目でしたか。私はちょっとハードなファンでして、そういいつつSACのテレビシリーズ(神山健治さんです~)は見てなかったので、1,2と先月総合した作品を観られたのは収穫でしたよ。2ndは小山力也さんの声があまりに耳になじみすぎてて困りましたよ~。
士朗正宗の漫画には影響されました。内容もそうだけど高度なテクニックが。懐かしく見てたりしましたよ~竹田さんの背景も涙もので~!
オタク全開ですみません。
『ヒトラーの防具』の帚木さんの『閉鎖病棟』が絶版になりかけていたのでポイントもたまったので買いました。読み終えたらお貸ししたい(^o^)
長くなって済みませんの花車でした
Commented by 雪丸 at 2010-02-02 01:06 x
花車さん、こんにちはですー!あたしも士郎正宗氏は好きなのだけど(ブリアレオスとナッツがたまらん!)、だんだん小難しくなってついて行けなくなってしまいました…(^^;) オツム弱いもので…。でも背景とか細かいとこまで行き届いててよいですよね。

帚木さんの『閉鎖病棟』絶版なのですか!ウチにありますですよー。お貸しすればよかったですねぇ、すみません。あたしは氏の作品はこれが最初です。他にもあれこれありましたが、売り払ってしまいました…あと『臓器農場』とか『賞の棺』とかがあるかもです。今度よく見ておきますね。
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by yukimaru156 | 2010-02-01 01:13 | そんな1日 | Comments(2)

ちぎり絵ざっか作家 さゆきの  雑記帳


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