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片付け半分 と宮部みゆきの『理由』 と豆本ボトル

今日は午後から雨とゆーので、んじゃ早起きしてお布団干したいなー、と思いつつ、それができるわきゃーなく、起きたのは10時過ぎ。シーツとか洗っても乾かないなと諦めて、とりあえず布団を干した。それから昨日持ち帰ったままの状態に近い荷物をせっせと片付ける。それなりに売れたはずだけど、収納してみるとやはりあれこれはみ出てすっきりとは収まらない…う~ん。まーね、豆本とか売れたところで「かさばり具合」はさして変わらないからしゃーないっつーか、当たり前なんだけどね。

7月に2つ、友人宅でのガレージセールと、吉祥寺の横丁ギャラリーさんでの企画展(題して「カッパとお皿展」!)が決まってるのだけど、いま急いで作らねばならんとゆーわけではないので、まずしばらくは環境整理と「個展用ちぎり絵巻」に専念しようと思う。ので、本日は「環境整理」。のはずだったんだけど…予定は未定とゆーかね。大体、作品の収納とかがひととーりメドをつけられた時点で「ほぅ~」とひと息ついてしまい、それがそのまんま夜まで引き継がれた。つまり掃除機も入ってなけりゃ、夏物整理も(いまだに!)済んでなけりゃ、机上がキレイにばっちし整ったわけでもない。何してたかっつーと、読書。夕方近く、買い物を済ませてからごろんと横になり、2、3日前から読み始めて1/3ほど読了してた、宮部みゆきの『理由』をずーっと読みふけってた。文庫版で厚さ2.8センチをさきほど読了。てわけで本来ならここには読後感想を書くべきとこなのだけど、何かね…そゆ気分でもなくてね。これとゆー感想が出てこないというか。

高層マンションの一室で家族4人が殺される事件が発生する。だがほどなくしてその「家族」が、実は赤の他人同士であることが判明する。では彼らは何者で、どういう理由でそこにいたのか、そして誰に、何故殺されたのか…ってのが「関係者たちの証言」というか形で語られる話。おもしろくないわけじゃあない。つまんなかったら半日で2センチ読了してなんかなかったろうし。でも何だろな、この感じは。とつらつら考えるに、あ、こゆことかな、といまになって思ってる。
つまり「一家4人殺し」は「擬似家族、赤の他人たち4人を殺害」したという事件だったわけだけど、真相がわかっても“そーか、そういうことだったのか!”ではなく“ふーん、そゆことかぁ~”で終わった、というところが「つまんなかったわけじゃないんだけど何だかな」な感想になった、ってことだと思う。「家族とは何なのか」という点ではいろいろ考えさせられるし、関係者たちの証言とその背景について深く掘り下げて書かれてるのだけど(だからこんな膨大な量になるのだ)、「4人殺害」そのものについては動機も背景もすこぶる弱い。だから読後もいまひとつ溜飲がさがった感じがしない(=おもしろかったー、にならない)のだろうな。

豆本フェスタで、ボトルの中に豆本を入れ(ちゃんと文字も書いてあるし、取り出して読めるようになっている)、それを首からさげるタイプのものを6つ作った。1つしか売れなかったのだけど、興味を示す方は何人かいて、その多くが「どうやって作ってるのか」が知りたい作家さんたちだった。「豆本を首からさげる形」にするためには、どうするのがいいかわからなくて困ってた、というか。これはあたしのオリジナルなんだよ真似すんな、と言うつもりはさらさらない。これだってあたしがどっかで見たモノをちょっとアレンジして工夫しただけのことだし、さして目新しいモノでもないと思ってるしね。表紙に使用してるタイルにしても『どこからこういう発想が生まれてくるんですか』とか訊かれたけど、どっからって言われても…ねぇ?
そんな受け答えの中であたしが『アイディアはあるんだけど、不器用なのでキレイに作れないで困ってる』みたいな話をしたら、
『アイディアそのものが出ない人もいるんだから、これだけ作れたら立派ですよ』
と言われた。そゆもんか。ホメ言葉としてありがたいけど、でもやっぱりも少しキレイに仕上げられるようになりたいなぁ。豆本作家さんたち、ホントに器用で、“こんなにちっこいモノをどーしてこんなにきっちり作れるんだ?!”と(でもってこの値段で出すんかい?!みたいな)、つくづく思うもんなぁ。
にしても豆本ボトル、1個しか出なかったのはちと淋しかったな。売れたひとつは、男性が中身を出してゆっくりじっくり選んでくれたので嬉しかったけど。
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by yukimaru156 | 2010-06-14 01:35 | そんな1日 | Comments(0)

ちぎり絵ざっか作家 さゆきの  雑記帳


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