あーあ、読んじゃったー
朝、千葉某所へ発ったリョーシンを見送ったあと、あつぎ楽市準備。三茶楽市と違って遠方なのだから荷物は控えめに…という思惑はいつもどーりハズレまくり、結局のところ「いつもとさして変わらない」物量。いったい何が重いのかよーわからん。何か什器が重い、気がするんだけどね。だからってみんな平置きにするわけにもいかんしさー。難しいとこだわ。
ひと心地ついたとこで、“まだアレとコレと…”と思いつつ、気がついたら『大奥』の2巻に手を伸ばしてた…えーい、笑わば笑え!てな感じ。結局6巻まで一気に読了。(話はまだ続いてる)
この作者、よしながふみの作品は『西洋骨董洋菓子店』『きのう何たべた?』その他いくつか読んだけど(みんな借り物だ)、読後“もー1回読もう”と思ったのはこいつが初めてではなかろーかと思う。(読んでませんぜ!) 巷でドラマとかで評判になった『大奥』とかあまり関心はなくて、まぁごくごく一般的な知識としての「大奥」しか知らなかったのだけど、思ったほど「ドロドロメイン」ではなく、意外にしっかり時代考証されてるとゆーか(未成年男子ばかりがかかる死の病が流行し、国内の男女比率が1対4から5にまでなってしまった江戸が舞台なのだけど)、何つーか「読ませる」。単純に「男女逆転の構図」のおもしろさだけではないのね。男女の立場が逆転してよーと主君が「世継ぎのために生きる」ことを強要されることに変わりはなくて、個人の恋愛感情は二の次。政治的思惑も絡み、歴史的事件は事件としてそのまま描かれ(吉良は当然ばーさんだし、新井白石もばーさんだし、ともかく「主体は女」よ、みんな)、意外なほどに異和感がない。ない、ってのが作者の力量を感じさせるよな。
にしても吉宗ってかっこいい。いまやってる映画の柴崎はいい選択だと思う。『私が抱かれるのではない。私が抱くのだ』なんつー台詞、似合いそーじゃん。ちなみにあたしの好みは(ニノ君の役ではなく)、杉下だぞ、B級君。ああいう、「屈折した人生を送ってきながらも卑屈ではなく、聡く、気の廻る男」がツボなのだ。誰が演ってるのかなぁ。ちょっと気になる…映画を観たいたー思わないんだけどさ。
そんなこんなであっちゅー間に夕方…から夜。レターセットを作っておかねば、と思ってたのにナシ。はーあ。ないと「ないんですか」とか言われちゃうんだろな、きっと。これもいつものことだけどさー。とりあえず荷物はまとまったけど、何を着てくのか決まっていない。日中は過ごしやすそうだけどね。でも屋外だと寒いのかなぁ。ホカロンいるのかなぁ。去年、どーしたっけかー。
ま、それより問題は「明日起きれるのか」な気がするけど、大丈夫でしょう。たぶん。あつぎ楽市(サティの隣の中2階の中庭みたいなところ)は11時~17時まで。ブース№52でお待ちしてまーす。