昔よく聴いたバンドと、よく読んだ作家

ここんとこ、日中は穏やかでキモチがいいねぇ。夜は冷え込むけど、星空もキレイだし。そーそ、この時期、玄関先や庭の枝木にイルミネーションを飾る家が増えてるのに、あたしが帰宅する12時過ぎには消灯してる家も少なくない。すぐご近所の、「毎年1本づつ増やしている」という家も、日中は植木やベランダにまで電球がいっぱいなのがわかるのに、でもってハハが夜に見たときはそれはもう華やかだったと言ってたのに、あたしが通るときは真っ暗…ちょっと淋しい。帰宅しながら“ここも以前は電飾がきれいだったのに”と思う家がいくつかあったりで、あんまりクリスマスな気分にはなれない。節約なのかもだけど、残念だ。

昨夜は小柱のかき揚げがいっぱい余ったので、豪徳寺の友人宅へお届け。そしてカートンを買い、豪徳寺煎餅をいただき、毎度お馴染みの「物々交換」な感じ。ここに来ると、ついふらふらと寄ってしまうのが、数軒先にあるB・オフ。普段は文庫か漫画のとこへ直行なのだけど、何となくCDコーナーを覗いて、甲斐バンドを見つけた。おおっ、「POISN’S 80」があるではないか!う~むむぅ。CDはないけどテープはあるなぁ、でもテープもどこへ行ったんだかだから買っちゃおうかなぁ~としばし悩む。昔はよく聴いたのだ、ホント。ライブも何度も行ったし、解散ライブは涙なくしては…だった。泣いた記憶ないけど。泣いたかなぁ。カーテンコールが何度もあって、本当にこれでもう終わり、とわかってもまだみんなしてグズグズと武道館にいたっけか。懐かしい。

ともかくこれは「次回もあったらそんとき考えよう」と保留して、105円の本棚で草上仁を見つけた。あたし的には「おおっ」だ、この人も。80年、90年代によく読んだSFの人で、あたしの本棚の最奥には何冊もあるけど、この「東京開化えれきからくり」は知らない。奥付けを見たら初版が99年だった。(この頃あたりからSFは読まなくなってたなぁ) 解説によると、97年にSFマガジン読者賞を受賞してるそーだ。らっきー!「時はご維新、所は東京。異国文化の流入に揺れる文明開化のご時世」とあり、元岡っ引きだとか、謎のアメリカ人たます、黒人の花魁ばるばなとか、この「わけわかんなさ」が楽しそうでいい。(黒人の花魁て想像しただけで笑える) 
あたしが愛読してた頃は「サラリーマンSF作家」を名乗ってて、片道2時間の通勤に泣きつつ、帰宅したら3歳の娘がワープロに入ってた原稿を全部消しちゃって編集部に泣きついて、みたいなあとがきも好きだった。星新一のSFショートショートにフレドリック・ブラウンのエスプリ、そして「サラリーマンの悲哀」が持ち味。エアコンを必要としない惑星に降り立った日本の営業マンが、苦戦しつつも最後は「風鈴を鳴らす機械」としてエアコン販売に成功する、なんてのがあったなぁ。あぁ、昔のを読みたくなってきた。いま読んだら、どんな感想を持つのだろー。

そば屋の往復で『ハイドゥナン』を読了。長かった~。全4巻を読了するのにどんだけかかったんだろな。ウチでは(読書どころではなくて)読めなかったので、往復の20分程度が限界。しかもそれすらも出来ない(何かを読む気になれない)日々も多かったしな。
内容は、「神話と先端科学、神と細胞の記憶、惑星という名のひとつの固体生命」といったところか。日本沈没、ではなくて「琉球(沖縄)沈没」を巡る人々の葛藤なのだけど、そしてよくまぁこんな小説を思いついたとゆーか、書けたなぁ、なのだけど、「おもしろいっ!」てほどでもなかった。あたし的には、だけど。
さーて、次は何を読もうかなぁ。ハードボイルドっぽいとこへ行くか、宮本輝あたりに行くか、もっと軽いのを読むか…そゆこと考えるのもまた楽しい。友人が漫画を送ってくれた模様で、それも楽しみだー。しかし何だな、小説は読めない時期が長かったけど、漫画はよく読んでた気がするな。制作の合間に読むのは漫画の方が気分的に合うのかもしれない。
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by yukimaru156 | 2010-12-10 01:51 | そんな1日 | Comments(0)

ちぎり絵ざっか作家 さゆきの  雑記帳


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