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牛乳の謎が解けた とこんなときだからこそ

いまはだいぶフツーに流通するようになったけど、一時期、牛乳がなくてびっくりしてた。買い溜めしておけるモノじゃないのに何故?と不思議だったのだけど、昨日、その謎が解けた。牛乳パックを作ってる工場が被害に遭って稼動できなくなり、おかげで「牛乳はあるのに牛乳を流通させることができない」という現象を引き起こしてたらしい。そして同じ理由で「新聞紙のロールを作ってる工場が被害に遭ったので紙が足りず、故に新聞がすごく薄い」のだそーだ。そーだったんだぁ~。(いわゆる製紙工場みたいなのが東北に集中してるのか?) でも新聞てさ、ものすごい情報量のように見えて、その実、企業広告が半分占めてるのではと思うほどだから、いまくらいのでいい気がするけどね。もっとも広告を掲載することで資金を集めてるわけだから、その広告が入れられないと資金繰りが苦しくなるのかもだけど。

先日、喫煙所で男の人が携帯でこんな話をしてるのが聞こえた。
『もちろん、広告は掲載されませんでしたので、全額お返しします』
それ聞いて、広告業界の友人も(その手の余波で)大変なのかな、と思ってメールしたらば、『自分は直接関係ない部署だけど、「普段はいらない作業」に追われてる人も多い』ということだった。たぶん、そゆことなのだろな。節電の影響もあるけど、そば屋前の(毎日うざいと思ってた)動画広告、まだ画面は真っ暗なまんまだし、どのチャンネルもニュース一辺倒の頃、CMは政府広報ばっかだったから、広告業界は結構な痛手だろうなと思う。ま、それをゆーなら「痛手でない業種」の方が少ないんだろーけど。

豆本作家で、イベントの主催者でもある方のブログを拝見してたら、こんな一文があった。

『何より救援物資が大事です。でもそれらが満たされたとき、必ず「そうではないもの」が必要となります。和めるもの、愛おしいもの、癒されるものという、生活に密着してはいなくてもやがて必要とされるものたち。だからこそ、作る手を止めないでください。それは、いまではなくても必要とされるものたちなのです』

えーと、ちょっとうろ覚えなのであたしの脚色(?)も入ってますが、「だからこそ作る手を止めないで」と言うのは、豆本作家さんたちだけに限ったことではないと思う。なくても生活に何の差障りもない、既製のもので充分足りるものを、あたしたちは作ってる。それが何の役に立つ?と無力感に襲われることもあるだろう。日々流される映像の悲惨さに心は乱され、作ることの意味を見失いそうにもなる。ただの自己満足では、と自問しさえする。それでもいつか、誰かが「こんなときだからこそ」と求めてくれることがあるのだ。
震災3日め、「2人展」の最終日。お客さまとの話題も自然にそっちの方へ流れてしまうのだけど、それでもあたしの絵を見て『ほっとするわね』『こんなときだからこそ、こういう絵で和めてよかったわ』と言ってもらえた。「作って終わる」のではなく「作って始まる」ことがある。だから作ろう、と思った。心をこめて。これを読んでる作家さんたち、作ろう。意味ないなんてことないんだよ、きっと。

そば屋の出勤時間まで、ずっとちぎってた。の割には対して進んでないよーに見えるのが何だけど、ともかくちぎった。やっぱり楽しかった。生活に必要なモノじゃないけど、でも手にとって読んで、「うん、そうだよね」と共感してもらえることを祈りつつ。

実はいま、お腹いっぱいで苦しい…(何て贅沢な!) 持ってたまっくのクーポン券の期日が今日(3/31)までで、そば屋の帰り、駅近くのまっくはまだやってるのか?と覗いたらやってて、ポテトのLサイズを買ってしまった。だけならともかく、手を出したら止まらなくなって結局完食。帰宅したらば、ハハが夜食用に菓子パンをひとつ買ってくれてあって、“じゃ半分だけ…”のつもりがこちらも完食…情けないっつーか何つーかだ。あ、そーだ、健康診断の結果を聞きに行かねばならんかったのだった。コレステロールの数値が上がってたらどーしよ。どーしよーもないか、いまさら。
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by yukimaru156 | 2011-04-01 02:38 | 我思う | Comments(0)

ちぎり絵ざっか作家 さゆきの  雑記帳


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