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ライフ いのちをつなぐ物語

11年 イギリス
この手の、自然界をテーマにした映画って、何か周期的に上映されてる気がする。(そしてその間隔がどんどん短くなっているような…) 「脅威の映像」とか「世界初の〇〇の撮影に成功」とか、そういう謳い文句も珍しくなくなってしまったし。なので、てわけでもないけど、まーどんなもんかなーという興味半分、今月末まで(つまり今日まで)のチケットを無駄にしたくないってのが半分、で鑑賞した。

確かにこの撮影技術は凄いと思う。虫なんかはかなりのスピードなわけだし、獲物を捕獲する瞬間てそうそう遭遇できるもんでもないだろうからカメラマンはどんだけ待ったんだろーとか、大変だったろーなーとか思う。でもだからってこれまでの、えーと「オーシャンズ」だっけ、とか、何とかカントカ、かつてのテレビシリーズ「野生の王国」を彷彿させるような、自然界ドキュメンタリー作品のどれよりも秀逸だ、とはならなかったのだけど。
つか、これまでに見た同系作品の中では「子供向き」な気がしたな。松本親子のナレーションがよろしくない、というレビューはいくつかあって、ちょっと同感。悪くないけど、「ほらね、みんながんばっているでしょう、あなたもそのひとりよ、命を大事にしましょーね」的なとこがちょっと説教臭いとゆーか、道徳の時間じゃないんだからさ、みたいな気分になるんだよね。

いろんな動物から海洋生物、昆虫に至るまで様々な動植物が次々と現れるんだけど、そのうちのひとつに絞った方がよかったんじゃないかなと思ってしまった。(その点、海洋生物だけに焦点を当てた、ちょっと前の映画の方がよかった気がする) 
うっひゃ、よく撮ったな!どーやって?!と思った映像のひとつが、葉と茎の間の溝の水滴(ほんの数粒程度だ)に、カエルがおたまじゃくしを1匹づつ背負って(!)運び入れ、育てる、というもの。何が凄いってその生態も凄いけど、おたまじゃくしに自分の無精卵をエサとして与え、おたまじゃくしがそれを食べてるシーン。お前はサンショウウオか!てくらいの顔のアップで、むしゃむしゃ食べてるシーンがあるんだけど、あれ、どーやって撮ったんだろ。撮影技術(カメラの精度)って半端ないね、ホント。

「動物たちが過酷な環境を生きる知恵」としていろんなことが知られてて、紹介される中には初めて知るものもいくつかあったけど、ふと“彼らはいつからそれを?”と思ってしまった。カミキリアリ(って名前だったと思う)が、草を食べないのにせっせと地下の巣穴に運ぶのは、その草を堆肥として育つキノコを食べてるからだ、て映像があって、地下の巨大な都市(と呼んでも過言ではない)の映像を見たとき、それまでは何を食べて生活してたのか、古代のいつくらいからこんな手法を取るようになったのかと考えてしまった。そのキノコが偶然の産物だとしても、「ある固体の発見(もしくは知恵)」が「波及したもの」なのだとしたら、アリにも本能だけでなく、情報伝達可能なコミニュケーション方法があるってことだよね。このアリに限らないのだけど、彼らが「よりよい生活のための知恵」ってのをさらに身に付けてくとしたら、ン万年後には自然界図ってのも大きく変わってるんだろなぁ、とちょびっと身震い。その頃、ニンゲンなんてどーなってるかわかんないやぁね。とっくに自滅してるかもしれないし。そーでないことを祈るけど。

90分弱の映像は、まぁ素晴らしいものではあったけど、CSでたまに観る「ナショナルジオグラフィック」の映像と大差ない気もしたなぁ。ナントカネズミがもの凄いスピードでトカゲから逃げ切るシーンとか(も、視線がネズミの高さなんだよね)、ナショジのDVDにある「グレートエスケイプ」まんまだった気がするし。協賛とか提供とかしてんのかな。そのへんはよく見てないのでわかんなかった。

渋谷で見て、ついでにB.オフに懲りずに寄って「銀魂 vol.1」はやっぱりなくて、「ンだらけ」にまで足伸ばして「バイト募集 時給1000円、コスプレ1200円」にどーなんだこれと思ったりして(やりたいと思ったことないよ、ホントだよ!)、CDやっぱりなくてがっくしして吉祥寺行って(ユザ会員割引30%オフが今日まで)買い物して、再び懲りずにB.オフ寄って再びがっくしして帰宅。疲れた。やるべきこといっぱいあるだろーにバカだな、あたしって。
来週末のイベント情報、アップしましたんでよろしくー。
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by yukimaru156 | 2011-10-01 01:55 | 行った観た読んだ | Comments(0)

ちぎり絵ざっか作家 さゆきの  雑記帳


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