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  ソードアート・オンライン アインクラッド/フェアリーダンス 川原礫著

「雪丸ブログの「行った観た読んだ」を参考にしてる」という賀状をもらってしまうと、逆に書けなくなるモンだなーと思いつつ、今日はバイトまでこいつを読んでたので他に書くことがないことに気づいた…先日、中1の甥のYGから借りたモノで、1巻の「アインクラッド編」はあたしが読了後にあげたモノ、そして以降の続巻はYGが集めたモノ。とりあえず「フェアリーダンス編」2巻を読了した。しょーじきな話、“もーいいよ、わかったよ、こんな感じなんでしょ”と4巻読了で既に食傷気味ではあるのだけど、目ぇ輝かせて『読んだ?!』と尋ねる甥のために残り9巻も読むのでしょう、たぶん。(しかもまだ完結してないらしい…あぁ)

さて、この1巻を読んだときはさらりと読後の感想を書いた気がするのだけど、タイトルにしたので改めて。
時はちょっと未来の2020年代。新機種ゲームは、ナーヴギアなるメットをかぶり、仮想空間でロールプレイゲームを楽しむもので、このメットのすごいところは「本体の感覚を切り離し、仮想空間に属する身体がゲームを体感する」ということ。つまり、寝てる本体は突かれても何されても無感覚だが、ゲーム中に切られると痛い(擬似痛覚だけど)、てことだ。この新機種の先行発売に飛びついた1万人のゲーマーたちは、仮想空間の解禁時間ちょうどにアクセスし、ログイン。広大な敷地を自由に駆け、モンスターを狩り、思うさまゲームを楽しむが、やがてあることに気づく。「ログアウト」が出来ないのだ。寝ているはずの本体に戻る術がない。そして広場中央に突如現れた巨大な覆面の男、この新世代ゲームを作った茅場晶彦が高らかに宣言する。
『諸君がログアウトする方法はただひとつ、それぞれの層を攻略し、第100層まで到達することだ』

現実世界では既にこのことが政府広報を通して告知されており、外部から無理にこのナーヴギアの強制解除試みれば電磁波が脳を焼ききって現実世界でも死に至ることがわかる。そして仮想空間でも、致命傷を負って自身のHPが消滅すれば死に至る。絶望的なのは、このゲームがテロでも身代金目的の誘拐でもなく、『この状況こそが最終目的』と告げられたことだ。誰か1人でもその層を攻略できれば、全員が上がれるシステムだが、世田谷区がすっぽり入ってしまう広大な面積の層が100。しかもそれぞれの層にいるボスモンスターは階があがるごとにレベルも上がり、生半可な技量ではとても到達できない。事実、ゲーム開始後2ヶ月で2000人が死んだ。果たして生き残ることはできるのか、そして現実世界に戻ることはできるのか、てのがこの「アインクラッド編」1巻。
あらすじが長くなってしまった、失礼。

まーそゆ始まり方をしたこのラノベ、確かにおもしろいのだけど、1巻完結でいーじゃん、とマジで思う。だから惜しくもなく1巻をYGにあげて終わり、とした…はずなんだけどねぇ。2巻はこのアインクラッド編の番外編、そして現実に戻れたものの、いまだ(なぜか)現実に戻れずに目を覚まさないでいるプレーヤーが300人という事実に再び仮想空間へ飛び込む主人公キリト…てのが3、4巻の「フェアリーダンス編」。今度はログアウトできない(現実世界に戻れない)ということはないのだけど、ゆえに現実世界での個人的、社会的問題も孕みつつ物語は展開する。わけだ。

んー、何つーか、「ログアウトできない仮想世界は現実と何が違うのか」という問題を突きつけてきた1巻の目新しさは当然消え、主人公キリトの葛藤も逡巡すらもなくなった「(リアル?)ヒロイックファンタジー」は、つまるところは「これこそラノベ」なのかもしれないけど、それはもー好みの問題、だわね。あたしはやっぱり1巻だけでよかった、て気がするんだけど。続けてるのは「人気があったから続けて」とゆーオトナの事情なんだろなー、人気コミックと一緒じゃね?とミもフタもないこと思ったり。ちゃんと終われるのかねぇ、これ。

明け方近くまで溜まりまくった録画消費に専念して、今日は日用雑事と夜7時からのバイト以外はずるずる読書のたわけた1日。「やるべきこと」を見据えてちゃんとしないと!とか言いつつ、明日も流されてしまいそーで怖いわぁ。
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by yukimaru156 | 2014-01-07 02:06 | 行った観た読んだ | Comments(0)

ちぎり絵ざっか作家 さゆきの  雑記帳


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