それも「個人情報」なのか? と再びベンピにゃんこの「穴掘り」を手伝う

祝日なので病院の面会は午後1時からだけど(フツーは3時)、早めに行くつもりが結局いつもとさして変わらない、2時過ぎの着となってしまった。
ここ数日のチチは、あたしが誰だかわからないどころか、自分の名前さえすぐには出てこなくて参る。喜怒哀楽もホントに乏しくなって、もー「怒る」でも「哀しい」でもいいから(よかないけど)、感情を表に出してよぅ、と思ってしまう。そう思うせいか、ちょっとした表情の変化でも嬉しくなってしまうのだけど。

いつものよーに珈琲を飲ませてたら、看護師サンたちがやって来て、外に出されてしまった。ちっ。せっかくいい気分で飲ませてたのに。
で、ロビーに出て息抜きしてた患者サン(おばさま)としゃべってたら、すぐ近所であることが判明した。お元気そうだけどどこが悪いのかと尋ねると、池袋で転んで頭を打ち、『気づいたら病院だった』そーだ。一人暮らしで息子さんが2人いるのだけど、
『入院初日に来ただけで、あとは一度も来ない』
と愚痴ってた。入院は4/23とゆーから、まだ2週間経ってないのだけど、でも連休中なのになぁと思ったり、来週退院が決まったそーだからそれで来ないのかなと思ったり。途中でチチのとこに戻ってしまったのだけど、もう少しお相手してあげればよかったかな。

以前にもちらちらと書いてたけど、チチの病室の隣には、知人のギャラリーオーナーが入院してる。脳腫瘍で意識はなく、回復の見込みもないまま「小康状態を保ってる」という話で、オーナー夫人とは廊下で立ち話したり、チチを見舞ってもらったりしてた。先週、チチを見舞ってくれたとき、あたしの「語録双六」のポスターを褒めてくれたので『今度差し上げますよ』と言ったきり、2度も忘れてしまったので今日が3度目の正直。持参したら、何と病室(個室)の電気が消えて真っ暗だった…チチと同室のHTさんもオーナー夫人とは(どちらも入院が長いので)知り合いなので、どうしたのか尋ねると『知らない』と言う。看護師サンに訊いてみた。『仲がよかったんですか』と言うから、ええ、と言うと
『では直接尋ねてください。個人情報ですので私からは何も言えません』
意味わかんないぞ、と思い、でも病院にいることは確かなのか、と訊いても『個人情報ですから』の一点張り。だんだんムカムカしてきた。住所を尋ねるのは「個人情報」として言えないのはわかる。病状についてもそうかもしれない。でも退院したのかとか(てことはまずないと思うけど)、病室が変わったとか、もしかしたら容態が急変してどうにかなったのかとか、そのくらいは教えてくれてもいいと思うのだけど。そもそもここのフロアの看護師さんたちの大半は、あたしとHTさんとオーナー夫人がよく廊下で立ち話してたり、互いの病室を行き来してるのを知ってるはずなのに。大体、「親しいなら直接訊いて」てヘンじゃんね、この場合。隣室にいたのが突然いなくなったから『どうしましたか』って直接会うか電話するかして訊けってか? 訊けると思うのか、マジで。
う~、ヤな感じだ、「個人情報」の壁。この壁って「ケース・バイ・ケース」の判断を鈍化させやしないか? 面倒を避けたいがためだけの、相手を思いやる必要を最初から排除する防壁だよな、これは。

HTさんにことの次第を説明したら、別の看護師サンに訊いてくれた。今度はあっさり教えてもらえたらしい。(彼女のご主人も寝たきりで、しかも国の難病指定されてる病気なのでここは長い。どのくらい入院してるのか教えてもらえないほど長く、看護師サンたち全員と顔見知り) 
『昨日の夕方、容態が急変して亡くなったそうよ』
驚いた。そのとき夫人が立ち会えていたのかどうかまではわからなかったけど(いつもいる時間帯ではあるけど)、ずっと小康状態を保っていたのにこんなに急に亡くなるなんて…ショックだ。ポスターをプレゼントする機会を逸してしまったことも悔やまれるけど、それより一時は自宅療養させるために点滴の講習やら何やらを受けてた夫人を思ってやるせなかった。
帰り道、ギャラリー前を通ってみる。当然、人の気配はなく、素通りしただけだけど。少ししてこちらも落ち着いたら改めて訪ねるつもりだ。

帰宅してじきバイトへ。本日もまた、ベンピにゃんこの「穴掘り」を手伝う。昨日と違って、ずーっとシャーシャー怒り狂ってはおらず、顔を見ると、何とも言えないフクザツな顔しててちょっと笑ってしまった。何とゆーか、“いまアタシに何が起きてるのかしら? 不愉快だけど痛くないし、何となくスッキリもしてきたわ…”みたいな? センセは『ん~、コレだな、こいつを中で割れれば…』と苦闘してたけど、意外にあっさりと『今日はここまでかな』と「穴掘り」を終えた。昨日は小指1本半分、今日は1本分、てところ。
帰りにセンセから長野一泊旅行のお土産としてコゴミをいただいた。明日はこれで夕飯を作ろう。
[PR]
by yukimaru156 | 2015-05-06 01:37 | そんな1日 | Comments(0)

ちぎり絵ざっか作家 さゆきの  雑記帳


by yukimaru156