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  ちょい早い父の日プレに『昴』 と初めて買ったレコード

今日の予報では「午後から晴れ」だったのだけど、早番バイトから帰宅しても晴れる気配は…あったりなかったり。(つまり降ったりやんだり) これでホントに晴れてくれるんだろーなー? と不安を抱えつつ、ハハが引き留めるのも聞かずにチャリで出かけた。まずはB・オフ。で、あたしとしては珍しくCDコーナーへ直行。

実は昨夜、どーしてこれまで思い出さなかったのだ?! と我ながら呆れることを思い出したのだ。チチの好きな曲について。チチの言うまま、西部劇とジャズは買ったり持参したりしてたけど、これらはチチが学生時代から独身時代にかけて好きだったモノで、家庭を持つようになってからチチが何かの音楽に耳を傾けている姿を見たことはない。だから「好きな曲」と言っても全然思いつかなかったのだけど、とーとつに思い出したのだ。谷村新司の『昴』て好きだったよな、と。(谷村新司が、てことではなかった気がする) で、そーだこの曲の入ったCDを探そう、とひらめいた次第。かれこれ2、30年近く昔の曲ではあるけど、ないこたないだろう、と確信してた。で、あった。んが。2枚組はヨシとしても、2950円という、想定外の金額で、しばし迷う。給料まで約10日だとか、いや来月のためにいまは少しでも節約したいしだとか、そんなことがぐるぐる。チチのために買った西部劇CDは500円だったし、米朝の落語ですら2000円しなかったと記憶してるのだけど、『昴』のために3000円の出費とは…でも買った。あたしが聴きたいと思う曲もあったし、チチも『いい日旅立ち』くらいは知ってるだろうしさ。

あたしが一番最初に買ったレコードは(CDではないぞ、レコードだぞ、ドーナツ盤とゆーやつだ)、何を隠そうアリスの『遠くで汽笛を聞きながら』だった。当時、世間では彼らの歌う『チャンピオン』がめちゃくちゃ売れてて、あたしもそれを買うつもりでレコード屋に行ったのだけど、そこで出会ったアリスファンの友人が『買うならこれ』と薦めてくれた1枚。そのころあたしは『あしたのジョー』にドハマりしててさ、『チャンピオン』がもー「力石のテーマ」みたいな気分だったから正直かなり迷ったのだけど(それに聴いたことなかったし)、でも買って正解だったと思ってる。チチの買ってきた新品のプレーヤーに針を落とし、みんなで耳を傾けながら、いい曲だなーとしみじみしたこと覚えてるしね。
このCD、「セルフベスト」と銘打たれてるせいかアリス時代の曲もいくつかあって、上記の曲に加え、『秋止符』とか『ジョニーの子守唄』とか、タイトル見て“あー、あったあった、そんな曲”と思うモノも多かった。う~ん、何て懐かしいんだ。部屋でじっくり聴きたいところだけど、プレーヤーは病院に置きっぱなのでねぇ…気が向くまでお預けだ。

雨ン中、合羽着て(傘はささずに)チャリで病院に到着。ずぶ濡れってほどではないにしても、結構濡れた。チチはくーかー寝てたけど、無理矢理起こしてヘッドフォンを装着させ、まずは『昴』を聴かせる。あたしには聴こえないので、プレーヤーの表示が変わるまでひたすら黙して待った。
『知ってるよね、この曲』
『うん』
『どう?』
『いいね、いい曲だ』
もっと聴きたいか、と尋ねると『聴きたい』とゆーから、『いい日旅立ち』をかける。名曲だよな、これも。(確か昔、「21世紀に残したい日本の名曲」てヤツの中で上位に入ってた。『秋桜』もだけど、どちらも百恵バージョンで聴きたいところだ) 3曲ほど聴かせたところで『もういい』となったけど、ちょっとしゃべって、ちょっと眠って(眠らせて)、また『聴く?』と尋ねると『うん』なので、6、7曲は聴かせたんじゃないかな。気に入ってくれてよかった。西部劇もジャズも、当然だけど日本語歌詞ではないから、日本語が1枚欲しかったんだよねぇ。でもずっと何を買えばいいかわからなくて困ってたのだ。
チチが寝入ってしまったあと、『昴』と『いい日旅立ち』だけ聴いた。間奏とかアレンジの仕方? とかが“昭和だなぁ~”て感じなんだけど、素直にいい曲だな、と思う。

再び雨ン中をチャリを走らせ(午後にはやむんじゃなかったのかよぅ!)、気づいたら『チャンピオン』を歌ってた。いや~、昔好きだった曲って、ン十年経っても意外と忘れてないんだね。
無事に帰宅してハハに報告しながら、あ、これって「父の日のプレゼント」にすればいーじゃん! と思いついた。何だ、そーじゃん、だったら3000円でも別に高かーなかったな。折しもこのアルバムのタイトルは『アリガトウ』だし。何てぴったり! このタイミングで買えて、聴かせることできてよかったわー。
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by yukimaru156 | 2015-06-20 01:23 | そんな1日 | Comments(0)

ちぎり絵ざっか作家 さゆきの  雑記帳


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