ちぎりの虫が騒ぐ とハハから父への手紙 と『長州ファイブ』

せーっかくの休日だとゆーのに、またまた切手に埋もれて半日を過ごしてしまった…何かもー飽きた、切手見るの。とは言え、外国の使用済み切手(小学生のころ集めてたモノで、当時はブームだったからあちこちで即売みたいなことしてて、山盛り入っていくら、みたいなのも多かったんだよね)を袋詰めしてたら、ちょっと手放すの惜しいな、と思えるのがちらほら出てきてさ。あ~、またこの虫かー、みたいな。つまり

  何かに使えないかなー、ちぎり絵に応用とか出来ないかなー

て虫。例えば、どこの国のか知らないけど1から70あたりまで2~10単位で飛びつつ揃ってるのがあるんよ。それを「くりくり」の周囲にランダムに貼ってー、とか、花の切手で階段作ってそこを登ってるー、とか。見てるといろいろ思いついて(?)しまって、なかなかさくさくとは進まない…ので滅入る。(かと言ってここでちぎり始めたらドツボだしさ)

ハハはハハで、父へ出した膨大な量の手紙(父が単身で沖縄に行ってた8ヶ月の間、送った手紙は80通。ハハはこの家でばーちゃんじーちゃん子ども3人相手に毎日しんどい想いしてたからねぇ、大半はその愚痴らしい)を破いてた。父の両親てのはホントに「何もしない」人たちで、「金も出さない」から苦労してたみたいだ。返した父の手紙は30通。結局、ハハの苦労を見かねた父が沖縄に呼び出した、てことで落着したわけだ。
そーそ、ハハからの手紙の中には幼稚園児のあたしや2つだか3つだかのオトート1号の手紙(つか絵)も入ってて、それは破かずに残してた。いやー、何つーか、ガキの描く絵ってのは…て感じ。イミわかんないとゆーより、イミないんだよね。でもだからこその味わい、かな。1号の絵なんてなぜかタマゴ(怪獣のとかナントカのとか)ばっか。不思議だ。

夜、ハハと『長州ファイブ』を観た。2006年制作の映画で、幕末に長州からイギリスへ密航という形で渡った5人の青年(伊藤博文、井上馨、山尾庸三ら)の話。彼らが産業革命で勢いに乗ってるイギリスを目の当たりにしたあと、無事に帰国して近代日本の礎を築いたことは知られてるわけで、だから安心して(?)観てもいられるのだけど、にしても何だかなー、な出来ではあった。万事が淡々と進み過ぎていて、波乱万丈であったであろう彼らの生活にも起伏がない。洋上での下働きも、工場での仕事でも、決して楽なものではなかったはずなのに(偏見もあっただろうに)、感情の起伏すら乏しいんだよねぇ。
それに長州弁!(と薩摩弁! 彼らが留学して2年後、酒場で薩摩藩の人間らとばったり出会うシーンがあるのだけど、何を言い合ってるのかわからん) こういうのって難しいなーと思ってしまった。標準語しゃべってたら、それはそれで「おかしい」と言われるのだろうし。そもそも冒頭近くで長州藩から密航者を出す、てことになったとき藩主に『生きた機械になれ』と言われるのだけど(自分を捨ててあちらの技術を吸収して来い、て意味だけど)、『生きたキケイになれ」に聞こえるんだよ。なのでしばらく「キケイ=機械」であることがわからず困惑した。

侍としての生き方を捨て、「藩のため」から「日本のため」と意識が変わってくあたりも意外にさらりとしてるしね。関わる低所得層の女たちにしても(日本ででもだけど)、くどい割には印象薄いしさ。
あとでハハと『何が悪かったのか』て話になったけど、とても簡単には語れないであろう劇的な人生を2時間にまとめようとすると無理が生じるというか、全部をクライマックスにすることは出来ないのだから、どこを「最高潮」に持ってくか、てことだと思う。もっと感動できる、いい映画になったはずなのにもったいない。いい題材だったのにねぇ。
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by yukimaru156 | 2016-01-07 00:17 | そんな1日 | Comments(0)

ちぎり絵ざっか作家 さゆきの  雑記帳


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