気仙沼の秋刀魚到着! とちぎり屋なのに… と迷い犬
ほどなくしてハハが帰宅し、2人で箱を開ける。氷水の大半は溶けてて、それでも立派な秋刀魚が何と16尾! まずは塩焼きかはたまた刺身か、秋刀魚ごはんか。最初は刺身かな、いっちょあたしが捌いてみるかね~、なんて思ったけど、ンなことしてる余裕のある身ではないので、2尾づつビニールに入れて冷凍したあとはおとなしく制作の続き。
しかし何だ、「ちぎり屋」を名乗る割りには、「ちぎってる」時間より製本とか革ハギレのカットとかチラシ探しとか、そういう「ちぎりではない」時間の方がはるかに長いよなぁ。ちぎってるのが楽しくて、ずっとちぎってたいからちぎり屋してんだけど。
何となくメドが立ったところで、国立へ持参する額の物色に入る。13年の個展のときに出した作品と、去年の都庁展示のモノとを並べ、ハロウィンだけどクリスマスっぽいのも行くかどーするか…ちょっとまだ考え中。そーいやあたし、ハロウィン(ぽいもの)て作ったことなかったなぁ。この時期は毎年三茶で、頭ン中はそれどこじゃないしね。ジャック・オ・ランタンとかオバケとか魔法使いとか、ちぎってみたら案外楽しいかもなー。
ミニグリーティングカードを作ってたらあっちゅー間にシゴトのお時間となり、慌てて出かけた。これまで会ったことのない、黒い、やや太り気味? の中型の柴犬がゲージの中にいた。名札がついてなかった。聞くと、「迷い犬」なのだと言う。近所の花屋の前をウロウロしてたのを捕獲され、役所はお休みなので預かってる、てことらしい。ごはんも水もキレイに平らげ、どこにいるかわからなくて不安だろーにまるで気にしてないかのようにくつろいでた。にしても飼い主はどうしてるんだろう。警察に届けたりしてんのかなぁ。ウチの病院としてはどーするんだろ。そゆ話は全然できないまま、仕事を終えて帰宅してしまったのだけど。
帰宅して夕飯。もちろん秋刀魚。ハハが捌いて刺身にしてくれてた。
『やっぱり上手くできないわぁ~。身がキレイに切れないし、皮剥いでも骨取ってても身も一緒に取れちゃうから、グズグズになっちゃうのよね~』
だよねー、わかるよ。見た目はタタキかと思うよなとこもあったのだけど、味は抜群。次は塩焼きか秋刀魚ごはんか。どっちにしても楽しみだわー。
夕飯後、グリーティングカードの続き、そして完了。明日はまた「制作でない方」をがんばらなくてはならない。メンドだけどね、そこすっきりさせとかないと、1日使えるのはもう明日しかないしさ。
(゜-゜)