貴重な緑が消える と「いいもん見た」のか「見たくないもの見た」のか

お向かいの家(つーかお屋敷)の解体工事は7月半ばから、と聞いてたのだけど、昨日から足場を組むための鉄骨を運び入れ始めてた。(この足場組むだけで100万近くかかるらしいね…) 机で仕事してると、ふと顔をあげればそこにはお向かいのウチの裏庭で、びわの木やらヤシの木やら何の木かわかんないけどともかく「緑」がいっぱい見えてたのに、それもなくなって無粋な(と言うのも失礼だけど)、イマドキの家の壁になってしまうのだろうなぁと思うと寂しい。目が疲れたときとか、何気なく見る緑は、思ってた以上に貴重だったんじゃないだろか。子供のときからの光景だから特に何とも思ってはいなかったのだけどね。もしかしたら「50にしてまだ老眼ではない」のも、この緑のおかげだったかもしれないし。全然採られてる気配のないびわのオレンジ色も(遠目だし他の葉も欝蒼としてるのでよくは見えないけど)、ついに見納めとなるのかぁ。切ないなぁ。

このお屋敷には入ったことないので、庭がどうなってるのかわからないんだけど、全部伐採するという話だから、それだけでも相当な時間と騒音と車の往来になると思う。樹があんなに立派に高く生い茂るまでにはン十年どころではない月日がかかってるはずだけど、手入れできないほどに育ってしまったら、伐採するしかないんだろうなぁ。
お屋敷がなくなってしまったら、この界隈で築50年以上の家は我が家の他にあと1軒、となる。緑もぐっと減り(てことは木陰もなくなり、風もそよがなくなる)、ウチの椎の木や木槿(ムクゲ)や木蓮や梅の木の存在感が増すんだろな。でもいつかは、これだって伐採するしかなくなる日が来るのだ。あたしとハハで「この家を始末する」てことになってるし。その日が来たら泣いちゃう気がするな。

制作は終えたので、今日はシゴト行くまでの間、搬入準備。いやはや…スペース内(45×50cm…だったか? そのくらい)に、何をどう納めるのがイイのかしばし悪戦苦闘した。しばらく使ってなかった什器を引っ張り出してみて、うまく組み立てられなかったりさ。これ、10年以上前にユザで買って、そのときすでに「見切り品、放出品」のワゴンにあったモノだから、もーどこにもない(と思う)のだけど、"うまく組み立てられないのはやり方が間違ってるわけではなくて合板が歪んでるせいでは?"とか思ったりもして。出来たけどね、無事。現場でまた出来るとは思えないので、これはこの状態で持ってくわ。

あぁ、芳名帳がない! とか、名刺はどこ? とか、値札シール足りないかも? とか、プロフィールに入れる文章はこれでいいのか? とか、わたわたしてるうちにシゴト行く時間となってしまった。バタバタと仕度してトイレ行って着替えて、ふと顔をあげたらそこには! 何といままさに足場組んでるあんちゃんの顔が真正面に…ばっちし見られちまったよ、短パンをジーパンに履き替えてるところをさ。この部屋の乱雑極まりない状態から、くわえ煙草で髪とかしてるとこから全部見られてたわけだな。まぁ、あちらも仕事してるわけだから、どこまで見てたかはわかんないけどね。でも彼の携帯の着信音が聞こえるくらいの近さではあるので、結構ばっちし見えてるんじゃないだろか。見られたところで減るモンでもないし、何かあるわけでもないだろーからあんま気にしないけど。

玄関からチャリ出しながら、見送るハハに『着替えてるとこ見られちゃったよ、ははは』と言って顔をあげたら、その「見た人」が足場を移動してるところだった。目が合ってしまった。あちらが軽く会釈したので、こちらも苦笑して会釈を返した。"さっき着替えてたのはこのねーちゃんだな"と思ってることだろう。ねーちゃんだと思ってくれてるかどーか怪しいか。「いーもん見た」か「見たくないもん見た」か、さてどっちだろーね。







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by yukimaru156 | 2017-07-05 01:05 | そんな1日 | Comments(0)

ちぎり絵ざっか作家 さゆきの  雑記帳


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