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  ブルー・ブルー・ブルー 千葉某所のウチのこと

昨日、夜に携帯から送ったブログが、今朝になって「送信できませんでした」になってたのは何でだろう? と思いつつ、ウチに帰宅してPC開けたらナゾが解けた。この「駅風呂」のメンテの日でした。すーっかり忘れてたわ。

携帯から送ると、画像が中央になって文章が下になってしまうのだけど、メンドいので直してません。編集し直すつもりでいたんだけどね。何つーか、いまとてもとてもブルーで滅入ってるので。
そなわけで、これから先に書くことは読んでてもキモチいいもんじゃないし、雪丸の個人的知り合いだったら、不快に思うよなことも書いてしまうかもしれないです。そこんとこ、ご了承の上、閉じるかさらっと受け流すかしてください。

「田舎」というものを持たない父が、「海の見えるところ」として選び、買った千葉房総の別荘は、築30年ばかり。周囲に家はなく(前後左右の土地も別荘地として売られてたけど、建てたのはウチだけ)、「悲鳴をあげても誰の耳にも届かない」ところであります。それより何よりの問題は、海風にやられてすぐシャッターや何やが傷むことと、鍵などの腐蝕も早いこと、そして天候が良すぎるせいで(なのでここらは出荷用のお花の産地でもある)、雑草の繁殖力が激しいこと。行く度に家族総出で手強い雑草の相手をしないと水平線が見えなくなるんですよ。(建てた当初は電線が裏の竹林のせいですぐ切れてしまうので大変だった。夜中に到着したのに電気が点かない! とか) 

それでも気候は穏やかだし(たまに台風直撃とかで大変なことになってたりするけど)、海はキレイだし、野菜の収穫もできるし(加えて近隣の方からよくいただく)、不便さはあるものの、父だけでなく家族がこの家を愛してた。それぞれの友人もよく遊びに来て、バーベQしたり、浜辺で花火したり、釣りに行ったり。あたしは年に一度、車で30分ばかりの「潮風王国」のフリマに出店してた。
やがて友人たちが家族を連れて来るようになり、甥や姪が来るようになって、あたしの夢は「将来の旦那となる人とここへ2人で来ること」になった。ここでいろんなものを共有して、語らって、なるなら「家族」で来たかった。作品の出来とか売れた売れないとか、そゆことはどうでもよくて、むしろその世界から離れることも厭わないと思える、新しい家族と過ごしてみたかったのだ。それに、人の幸福を微笑ましく見てるしかないことが苦痛でもあって。

あたしが免許を持っていれば、もっと頻繁に父たちを連れて来られただろうし、マトモに働いて稼いでいれば、ここの維持費を出すことも出来ただろうと思う。オトートたちの利用頻度は各段に下がり、年に1、2度訪れるだけの家を維持していく必要はあるのか、これからもかさむであろう費用を誰が出すのか、と問われれば、何と応えることもできない。それが悔しい。悔しくて悔しくて、あの家の中にあるモノを「まとめて壊す、業者に持って行ってもらう」と言うハハや1号の言い分に腹が立って、泣けた。大事なものもたくさんあるけど、それ以上に「いらないもの」も山とあるのは、1号や他の誰かが持ち込んだものだ。「捨てる、壊す」ことが何よりキライで嫌悪感を催すあたしとしては「だったら買うな! 持ち込むな!」だ。(また1号の買い物センスって家族の中でダントツに悪いのだ) 

父の遺したものを整理するのは(捨てるのではなく手放すのも)やぶさかではないのだけど、その他の人のモノは許せない。処分したいなら自分で、あたしの見えないとこでやって欲しい。
今日の午前中、帰り際に不動産屋に寄って、鍵を預けてきた。「1号に譲る」という話は聞いてたけど、「(1号がいらないなら)処分する」とは聞いてなかったのに、この素早さ。1号もすっかりその気で、余計ハラが立った。

いま、この家の処分についても(家そのものより家の中のもの)、いかに捨てずに手放すか、で滅入ってるところなのに、悔しさとか腹立たしさとか「捨てる」ことに対する嫌悪感とか、それに加えて切ない感傷とかで頭はぐちゃぐちゃだ。
あたしにもっと「力」があったらよかったのに。







( ̄ー ̄)

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by yukimaru156 | 2017-07-19 01:26 | 我思う | Comments(0)

ちぎり絵ざっか作家 さゆきの  雑記帳


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