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  ハハの世界名作文学全集 と読んだか読んでないか読んでもわからない

シゴトから帰宅したら、ウチの玄関先に置いてあったゴミはキレイに片付けられ、ネットはそのまま(緩くまとめた感じで)石段の上にあった。とりあえずカラスの襲撃には遭わなかったよーだ。でも「カラス避けネット」としてはやはり柔すぎるし、ハハが周辺の個人宅で使用されてるネットを見たら『もっとしっかりしてるし四方に重りが付いてるみたいだ』とゆーので、明日あたり、ちょっと探しに出てみるつもりだ。ま、その重りが付いてても、長い嘴でぐいぐい引っ張って…てことをするヤツなんだけどね。(カラスってこあいし、喰い散らかされると「う」となってしまうけど、あたし、基本的に彼らはキライではないんだよねぇ。カッコいーじゃん)

帰宅してから、友人への手紙を投函しそびれたことに気づき、昼食後、投函ついでにスーパーでダン箱をもらってきた。
千葉のベッタクにあった本のほとんどを持ち帰ってきたのだけど、2/3近くを占めるのがハハが会社員してたころに買い集めた「世界名作文学シリーズ」。昭和30年代の、新書と単行本の中くらいのサイズで、60数冊ある。(一度シリーズが終了して、その後出たものは全部買わなかったそうだから、シリーズとして揃ってるわけではないみたいだ)

『レ・ミゼラブル』『嵐が丘』『大地』『モンテ・クリスト伯』『誰がために鐘は鳴る』『赤と黒』…タイトルと何となく内容は知ってるけど読んだことはない、てのがずらりと並んでるさまはなかなか壮観で(モスグリーンのハードカバー表紙もよかった)、眺めてるだけでちょっと楽しかった。ハハの数少ない嫁入り道具のひとつで、ハハはいつか再読するつもり、あたしは読むつもりしてたのだけど、当時の本て、字が小さい(上に二段組みだ)し、印字が薄いのでとても読みづらい。いま挙げた本は著名だから文庫でも手に入ると思うけど、すでに絶版、てのもあると思う。あたしが持ってる本ですら、絶版あるしねぇ。手放すのは惜しいと思うけど、ハハが『もういい』と未練ないようだったので、寄付することにした。(ISBNコードはないので売れない)

ダン箱1つでは入りきらず、廊下に積み上げられたまま。そんで、あたしが持ちこんでた本(単行本、新書合わせて30冊くらい)の仕分けに移った。あたしこんなの持ってたっけ?! と思うのもいっぱいあって、書店カバーを外してびっくり、も多数。しかし何がびっくりって、

  読んだか読んでないかがわからない、思い出せない

のもいっぱいある、てことだ。あ、これ買ったけど読んでないんだよな、とわかってるのもある。『死刑台のエレベーター』とかハヤカワSF数冊とか、もらった本とか。わからない方の本は(こっちの方が多いかもしれない…あっちで読もう、と思ったせいもある)、ぱらぱら見ても記憶がはっきりせず、そもそも清水義則なんて買ったか? とか、アーウィン・ショーなんて何で持ってるんだ? とか。
で、夢枕獏の「キマイラシリーズ」。これまたはっきりせずに、ちょっと読み始めた。天野義孝の挿絵だし、81年初版で91年で45刷だよ? どんだけ売れたんだ、て感じだぁね。『ハンターD』は未読である確信はあるのだけど、こちらのキマイラはホントに記憶にない。サワリを読んだら思い出すかと思ったけど、平井和正の「狼男シリーズ」との既視感もあって、やっぱりわからない…結局(ざっとした斜め読みだけど)読了してしまった。結論? たぶん「読んだ」。場面で思い出すのね、そーそ、こいつ生肉喰ってそれを見られたんだ、とか、いかにも悪女なんだよな、こいつ、とか。でも「それでどうなったのか」が思い出せないので読み進み、読了、と。確か10冊以上はシリーズとして出てたと思うけど、ウチにあるのは3冊めまで。1だけ読んで、2、3と未読の可能性もある。そこんとこも思い出せん。

てゆーかさ、こんなに「覚えてないもの」とは思わなかったよ、自分で。ちょっと読み進めればわかるもんだと思ってた。いい加減なもんだねぇ。何の肥やしにもなってなかったのか。(キマイラで肥やしも何もないもんだけど) 読んだか読んでないか読んでもわからない、思い出せない、てことがちとショックだった。このオツムには、たいしたモノ詰まってないはずなんだけどねぇ。それでも漏れてっちまうもんなのかね。







(゜-゜)

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by yukimaru156 | 2017-07-22 01:46 | そんな1日 | Comments(0)

ちぎり絵ざっか作家 さゆきの  雑記帳


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