怒るタイミング
待ち合わせ場所に友人がとても遅れて来た場合、あたしはまず「事故に巻き込まれたとかじゃないとイイけど…」と不安になる。(その前に「待ち合わせ場所は合ってるか?」だけど) それでやって来るとすごーくほっとしてそれが顔に出るのだけど、それで相手が“よかった、全然怒ってないや”とほっとした顔してるとえらくむかつく。でも一度「よかった、会えて」という顔をしてしまってるので、つまるところ「怒るタイミングを逃して」しまってるのだ。遅刻の理由が明らかにそっちのミスだとわかり、でもって『雪丸が携帯持たないから』と弁解されると、『持ってても持ってなくても、待たせることに変わりはないだろ』と突っ込む。意地悪ではないけど、ちょっとばかり相手を凹ませないと反省させられない。そもそもあたしの携帯不所持は何の言い訳にもなっていないだろーに。
あたしが『事故とかでなくてよかった』とまず思ってしまうのは、あたしが待ち合わせ場所に向かってるときに車にはねられて肋骨3本折って救急車で運ばれて「遅れる」どころか「行けない」事態に陥ったことがあるからなのだ。どーにか病院から電話できてよかったけど。こういう事故はそうそうあるものではないけど、同時に「誰にでも起こりうる」ことだと思っている。
5/21のプログで『イタリアから手紙が戻ってきた、一昨年のクリスマスに出したものだった』と書いたけど、先日、そのイタリア留学中(のはず)の友人の実家に電話をした。彼女は実家にいた。一昨年の6月に帰国したそうだ。
まずは生きてくれててほっとした。それからだんだん腹が立ってきた。家族の入院で帰国、はわかるけど、無事退院されたみたいだし、その後イタリアに戻らなかったのは『学校の卒業(1年ごとの専門学校なのだ)』と『お金がなくなったから』というのも、まあわかる。わからないのは「電話しなきゃしなきゃ」と思いながら2年も放ってたことだ。音信不通になったのは3年前あたりからだから、『きっとすごく怒ってる、絶対絶交される』とびくびくしてたらしい。だから電話がかけられず、結果、こちらが連絡をとるまで放置してた、ということなのか。時間が経てば経つほど連絡は取りにくくなるだろーにな。もしかしたらするつもりもなかったのかもしれないけど。
ひっぱたきたいとかもー絶交だとか思わないし、また楽しい時間を過ごしたいと思ってるけど、いまはまだちょっと怒ってる。あたしは友人としてどの程度だったのかな、とも思ってしまうし。この状態がいいのかどうかわからないけど、しばし反省してもらおう。いーオトナなんだから。