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チチの骨と初なすと初きゅうり

昨日、格好のブログネタ(チチネタ)があったのに書き忘れてた。
人工骨を入れた術後のドタバタもようやく落ち着いて病室に戻り、ほぅと和んでたリョーシンのもとに担当医がやってきた。骨持って。
『これ、ご主人が見たいとおっしゃっていた大腿骨です』
ハハ、しばし絶句。サンプル袋にホルマリン(?)と一緒に入った骨は拳大で、ちょっと血も滲んでる。ハハは顔を背け、『何でこんなモノ見たいのよ』とぼやくと
『見たいんじゃなくて欲しいんだ。これ、どうせ捨てちゃうんだろう?』
『はあ…』
『どうして欲しいのよ?!』
『記念にもらいたいんだ。いいんだろ、先生』
『…えーと、差し上げるのは構わないんですが、万が一捨てるときは不燃ゴミで、いろいろ面倒も…』
『結構です、そちらで捨ててください』
『だって73年連れ添った自分の骨だぞ!胆石の石だって持ってるんだからいいじゃないか』
『石と骨は違うでしょ!持っててどうするつもりなのよ?!』
『オレが死んだら千葉の畑か海に散骨してもらうから(←あたしもハハも初耳)、そのとき一緒にやってもらうんだ』
『じゃあ何、焼き場に行って「この骨も一緒に焼いてください」とか頼めって言うの?イヤよ』
どちらの側にも立てない困惑顔の若い担当医をはさんですったもんだの挙句、競り勝ったのはハハ。(やはり強い) 骨持ってそそくさと病室を出る先生に向ってチチは呟いたそーだ。
『オレの分身がぁ~…』

一緒にその場にいなくてよかった。
チチの言い分もわからなくはないし、ハハの本気で「骨を持ってるなんて」と嫌がってるのを見ると無理強いはできないし。しかし術後、こんな夫婦の会話に付き合わされた先生には「ご苦労さま」としか言いようがない。笑えないしな。笑えるけど。

ドタバタと明日の仕度を整え、「早めに仕上げてちょと昼寝」と思ってたのにそれもできないままこーゆー時間になった。以前から「アートフリマにはこういうのが欲しい」と思ってた、トーテムポールもどきの「ちぎりや」看板を作ってたからってのもある。トイレットペーパーの芯をつなげて作る、という手法を考えてたのだけど(あとでバラせるし)、FAXのロール芯の方が頑丈でよいなと思ってそちらにした。ちゃちゃっと作ったのだけど、も少し凝ってもよかったな。

夕飯には、我が家のベランダになった初なすと初きゅうり。「1番なす(その苗で最初にできたなす)は硬いから捨てる」のが生産者では当たり前らしいのだけど、それも勿体ないので食べた。ちょっと皮が硬いだけで美味しかった。20センチ足らずくらいの大きさにまで成長したきゅうりはイボイボがえらく尖ってて痛いほど。『食べるときも痛いかしら』とハハが言ってたけどンなこたーなく、生のまま、佐野で買った「はっぱ味噌」をつけて食べる。これも美味しかった。

さーて、明日は初出店の狛江アートフリマ。気張ってこー!
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by yukimaru156 | 2008-06-28 00:03 | そんな1日 | Comments(0)

ちぎり絵ざっか作家 さゆきの  雑記帳


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