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チチの見舞い と久しぶりの再会

そば屋がオフだったのと、ハハを休めるために(1日置きに見舞ってるのだ)、チチの見舞いに行った。行く前に『明日のパンを買ってきてぇ~』という依頼に応えるべく逆方向へ出かけたのだけど、何つーかもー雲の色からして「行くぞ行くぞ行くぞぉ~」で、疾走に近い形でチャリをこぎ、坂道を無事乗り越えたとこでぽつぽつ。帰宅して仕度してたらもーいけない。あっちゅー間に「ぴっかどどん」の連続。泣けてきた。

待っててもラチがあかなそーなので、土砂降りの中をチャリで駆ける。駅近くの駐輪場へ着く頃には下半身ずぶ濡れズミ。おにゅーの黒ぱんつ(1050円也)からは水が滴ってた。ふぇーん。
そんでも病院近くのバス停に着いた頃には雨もやみ、助かった。着くとチチは「これからリハビリ」だったのだけど、『お話があるなら先にどうぞ、リハビリは逃げませんから』とセンセが気をきかしてくれ、1時間ほど話ができた。友人にハガキを出すよう頼まれた、そのハガキをじっと見つめる。
『どうせ汚い字だって言うんだろ』
『……いや、それはわかってるっつーか、昔からっつーか…』
『じゃ何だ』
『あのさ、「リハリビ病院にて」ってあるけど、「リハリビ」じゃなくて「リハビリ」だよ』
『リハリビになってるだろう』
『だから違うって…ゆーのがもしかしてわかってない?まぁ、これ訂正するのも何だし、いーよ、このまんまで。ボケたっつーより天然ボケな気もするから』
チチは無言のまま、つーんと向こうを向いてしまった。このままボケてかないことを祈るばかりだ。

この病院の近所にペン画職人のMSサンのウチと仕事場があるので、昨日のうちに「突然だけどさくっとでも会えないか」とメールしておいた。仕事が忙しそうだけど、1時間くらいならということで駅前のファミレスで会う。会いたいね、会おうね、会おうね、と言いつつ、何と会うのは今年初めて。(月日の駆け足の何たる速さよ!) 彼女がキモチ的にも肉体的にもちょいと参ってたときにメールのやり取りはしてたのだけど、そのまま会う機会を逃してたので会えてよかった。それに思いのほか元気そうだったし。
積もる話は数あれど、『会うなり愚痴っちゃってごめんよー』と恐縮する彼女に『どっかでそいつを吐き出さないとカラダに悪いじゃんか!吐き出してしまえ~!』と発破をかけた。一緒になって『そりゃヘンだ!つーかてんでわかってないじゃん!』とか知りもしない人のことを罵ったりして。で、それがまたちょっとおもしろかったりもして。

自分の知らない人の悪口を言うのはとんでもないことだけど、客観的に見て「おかしい」と思うことを「おかしい」と言うのは間違ってはいないとあたしは思う。それをまたどこか別のとこで吹聴したり、歪んだイメージを他者に与えてしまうのは御法度だと思うから、これはあくまでも「あたしのとこで止めておく悪口雑言」だ。(もっとも、彼女はあたしと違って品が良いので、あたしだったら罵倒になるとこをかなり抑えてるけど) 
「受けて、止めておく」って、大事だと思う。愚痴や悪口は、どこかで(形を変えてでも)吐き出す必要のあるモノで、それを「受ける」ということは、「受けてもらえる」と信頼されてることでもある。その信頼に応えるのは「その場で止めてやる」ことだ。他に伝染させない。誰かを責めたり窮地に追い込んだり、不愉快にさせたりしない。愚痴を聞いて、共感できるところは共感して、異見があればちゃんと伝えて、受け止めて「流して」やる。カンジンなのは、この「流してやる」だろな。あたしがまた溜めてしまったら、愚痴る方も安心して愚痴れなくなるだろうし。

とまあ、そんなことを考えたりもした、久しぶりの再会だった。ただ愚痴るだけでなく、結構(あたしが思ってたよりずっと)ちゃんと作家としての今後の展開を視野に入れて活動してるようだったので安心できたし。つーか、オノレの今後の算段の方をきっちりしろよ。ふぅー。
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by yukimaru156 | 2008-08-06 02:52 | そんな1日 | Comments(0)

ちぎり絵ざっか作家 さゆきの  雑記帳


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