やっぱり「くりマン」? とSZさんの話。
つべるっくりんの友だちのぱいなっくりんてのを出した。でも名前が出てない…さてどーしたものか。会話をも少し煮詰めるべきなのか、判断に悩む。去年の『あいさつとは愛とお札!』っていうオープニングの「引き」(?)に比べるとやや弱いしな。話としても2番煎じ的であることは否定できないし…うーん。
そんなこんなしてるうちにそば屋時間になる。行ったら、ベテランのSZサンに『ちょっと聞きたいことがあったんだ』と言われ、ビニール袋を差し出された。開けると、アジア雑貨らしい木箱と20センチくらいあるお香の箱が2つ。
『お香と、そのお香を焚く受け皿にもなる箱ですね。ここにお香を保管しておくこともできるっていう…』
『お菓子じゃないの?』
『違いますよー。どうしたんですか、これ』
『朝、起きたらあったんだ、枕元に』
『???』
『ぜんっぜん記憶にないんだけど、昨日酒飲んだ帰りに買ったみたいなんだよねぇ~。路上でさ、出してるじゃない、布とか雑貨みたいなの』
『あ~、よくありますねー』
『そこを覗いた記憶も買った記憶もなくてねぇ。でもあったんだよね、これが。で、財布にあった金がない…』
『いくらくらい入ってたんですか?』
『5せんえん。小銭も全然なかった。確か2円は入ってたのは覚えてるんだけど』
『…それ、酔っ払いのカモが来たってことでボラレたんじゃないっすか?』
『そぉなのかなぁ~記憶にないんだけどなぁ~。これって高いの?』
『さぁ~…そんなに安いモノでもないとは思いますけど』
『5千円もする?』
『SZさんが「釣りはいらねーよ、とっときな」で渡しちゃった可能性もありますよ、江戸っ子っぽく』
と妙な慰め(?)をして、『あげる』というその木箱(この箱もいい香りがする。サイドに象の絵が入ってる)とお香をもらってしまった。休憩のとき、ちょっと気になったので足を伸ばして露店を覗いた。(昨夜飲んでたのも同じ駅なので、多分ここだと見当をつけたのだ) ビンゴだった。木箱500円、お香がひとつ100円。バニラとココナッツの香りの2つ入ってたので、計700円。どー考えても5千円にはならない…しかも(彼の記憶が正しければ)、5千円は千円が5枚だったそーな。
『そーやって記憶失くすほど飲んじゃダメですよー』と言うと『もー60なんだからあんまりイジメないでよ』と言う。
『何四捨五入してるんですか、こないだ56になったばっかでしょ』
『もートシなんだからさぁ~』
『だから、無理して飲んじゃダメなんですってぱ。無事に帰れたからいいですけど』
『だって飲まなきゃやってらんないよー』
あんまりイジメるのも可哀想なのでこのへんにしといた。毎度最終電車に乗って『お客さん、起きてください』と声をかけられる常連だそーで、毎度『ダメだなぁ』と反省してるけど、その反省は翌日にはキレイに消えてる。可愛いなぁと思うけど、危害を与えたりとか与えられたりとか、そのテの事件が起きないことを祈るばかりだ。