2017年 05月 02日 ( 1 )

「鉄腕アトム」が世に与えた影響というのは計り知れないが、それはマンガやアニメ、映画といったメディアだけにとどまらないのもまた周知のことだろう。いまAI事業に関わってる人の中で、アトムや、アトムから派生して生まれたものに影響されていない人が果たしているのだろうか。
そしてアシモフの「ロボット3原則」。こちらはアトムほどのメジャーさはないかもしれないけど、あたしはこの2つのSF(サイエンス・フィクション)がなかったら、人工知能に対する研究はもっとずっと遅れてたのではないかとすら思ってる。自分でアトムを作りたい、あるいはそれに携わりたい、と考える人がきっともっと少なかったと思うから。
アトムは説明不要(でいいよね?)かと思われるので、アシモフの3原則を少々長いけど引用する。

第一条  ロボットは人間に危害を加えてはならない。また、その危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない。
第二条  ロボットは人間にあたえられた命令に服従しなければならない。ただし、あたえられた命令が、第一条に反する場合は、この限りでない。
第三条  ロボットは、前掲第一条および第二条に反するおそれのないかぎり、自己をまもらなければならない

つまるところは「人間への安全性、命令への服従、自己防衛」の3つだ。(のちにこれは「家電全般に当てはまる」と指摘されてる) これはアシモフのSF作品(1963年)に登場したもので、小説に登場するロボットは常にこの原則に従おうとするが、各原則の優先順位や解釈によって一見不合理な行動をとり、その謎解きが作品の主題となっている。なのでこの3原則は必ずしも完璧ではない、という結論にも至るわけだけど、そこはそれ。何たってフィクションだからね、いーんだよ、それで。

ものすごーく前置きが長くなってしまった…アトムや、アシモフの『われはロボット』から始まった一連のSF作品に登場するこのロボット3原則を思い出さずにはいられないのがこの『機械仕掛けの愛』だ。様々なロボットが登場する短編集で、彼らが従事する職種も多用だけど、「いかにもありそう」な仕事ばかり。いわゆる3Kの仕事だけでなく、子供が欲しい人が買うロボット(まさしくアトムの誕生と同じ!)、自販機から、はたまた僧侶、金融なんて職業のロボットまでいる。
ロボットに感情はない。あるのはプログラムだけだけど、それがわかっていても、いや、だからこそなのか、人は何がしかの感情を抱かずにはいられない。無機質である彼らを見下す者から哀れに想う者、あるいは親身な愛情を寄せる者。ひとつひとつの話が奥深い。プログラムに従って動くロボットを通して描かれる「人」は、ときに滑稽で、そして哀れだ。
作中には、アトムも3原則も登場しないけど、両者がなかったらこういった話も生まれなかったのではないかなぁ。絵は単純だけど、なかなか奥深くココロに残る作品もある短編集だった。

冬物を半分整理し、バザー用品をダン箱2つにまとめたあと、庭の草むしり…してたらいきなり降ってきて参った。つか、やんで陽がさしてきたからむしり始めたとゆーのにまたかよ! て感じで。
で、夕方からどーぶつ病院にシゴトに行ったらば、G.Wの谷間日のせいと、カンゴシさんが1人お休みという事態で、ちょっとひさしぶりのハードワークであった。やってもやってもおっつかないとゆーか、片付かないとゆーか。帰宅は11時半過ぎ。それから夕食。やれやれくたびれた…でもセンセたちの方がはるかにハードだったろうな。オペまで入ってたし。







(゜-゜)

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by yukimaru156 | 2017-05-02 02:27 | 行った観た読んだ | Comments(0)

ちぎり絵ざっか作家 さゆきの  雑記帳


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