2017年 05月 13日 ( 1 )

かの解散騒動がなかったら、この映画もここまで酷評されるこたーなかったんではないかと思ってしまった。よかった、てことでもないんだけどね。少なくともアンチキムタクが増えることはなく、ミイケらしい映画の1本としてそれなりの評価だったんではないかと思うのだ。あたしは「好きでもないけどアンチでもない」てなスタンスで、監督が脇役までイイ役者持ってくるのも、の割にはどーなんだ的な作りをすることが多いことも承知で、だから"フツーに楽しめたけどな~"て感じだった。

旗本殺しの侍が瀕死の重傷を負い、はからずも八百比丘尼に助けられ、不死身となる。腕落とされようが何度でも生えてくるし(いったい何度切り落とされてるんだか!)、心臓貫かれても死ぬことはない。そんな自分の身体を持て余してるところへ、彼の噂を聞いた娘が両親の復讐を成すために助けてくれと言ってくる。亡き妹に似たその娘、凛のために用心棒となる万次。相手は、江戸中の道場を流派などで分けず、「逸刀流」で統一しようとする天津(福士蒼汰)とその一党。党首以外はただのならず者集団にしか見えないところが何だかなー、ではあるが、それ以上に突っ込みドコロ満載で、どこから突っ込んでいいのやら…だ。

800年生きてる八百比丘尼や、200年生きてる剣客に比べればたかだか50年の万次なんてひよっこ同然だと思うのだけど、それは置いとくとしても、も少し剣が上達しててもいーんじゃないか? 何かすーぐヤラレちゃうんだよ、それなりの剣術使いではあるはずなんだけど。次々に送り込まれる…とゆーか、遭遇しちまう剣客たちとの殺陣も、何つーか泥臭い。そこが「るろ剣」と違うところか。良し悪しは別として。紅一点の槙絵のヌンチャク相手に、自分も二刀流を捨てて(つか刀が仕掛け刀となってる)薙刀に替えて、てのはイイんだけどね。その役は戸田じゃなくて栗山じゃね? とつい突っ込んでしまう。栗山がやったら『キル・ビル』になっちゃうからダメなのか。にしても戸田はないよ。カメラとカットとでかっこよく見せてるけど「手練れ」には見えない。それゆーと福士もなんだけどさ。(しかし彼の太腿ちら見せには思わぬ色気があったな)
冒頭の「百人斬り」から始まって、ともかくまー「斬りまくる」のだけど、それはそれなりに爽快でもある。銃ぶっ放しよりはスカッとする。するけど、そんでもって天津には天津の信条なり理とするところがあるので、「ただ復讐を遂げておしまい」ではないなー、という展開を見せるから飽きないっちゃ飽きない。でもねぇ…何だろね。ただホント、冒頭に書いたように、娯楽作品としてそんなに悪くもなかったよ、と。

そーそ、ワイヤーアクションについてちとモノ申したかったのだった。
いまやアクションと名のつくものに欠かせないワイヤーだけどさ、これってワイヤーを操る者の腕もさることながら、それに操られる者の演技力もいると思うのよ。どー考えても無理なジャンプを「跳躍」と見せることが出来るかどーかってのは役者の技量次第。まほー使いじゃないんだからさ、練達故の身のこなし、身軽さ、跳躍、と見えなきゃウソでしょ。キミたちヘタレすぎだわ。

1週間で3本、しかもどれも劇場で観るという、なかなかない「映画週間」となってしまったのだけど、この3本のうちでは、1人で観た『アイ・イン・ザ・スカイ』が一番よかったかも。ま、比べるにはジャンルも何も違いすぎるんだけどさ。それに先日も今日も、ひさしぶりの友人との映画だったから、そのあとが楽しく過ごせてよかったんだけど。







( ̄▽ ̄)

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by yukimaru156 | 2017-05-13 02:07 | 行った観た読んだ | Comments(0)

ちぎり絵ざっか作家 さゆきの  雑記帳


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