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ハラいたた。

起きたらやけに空腹で、朝から肉を焼いた。エリンギと塩コショウで炒め、トーストを2枚。昨日は午後2時~午前2時まで何も胃袋に入れないというアホな1日を送ってしまったので反省する。作ってても作ってなくても酒飲んでなくても不摂生極まりない。何だかハラの調子が悪いし…やれやれ。

朝食後、カードをちぎる。左親指の爪は、両脇からの亀裂がかなり深いとこまで来てて、残り7ミリ。笑えない。ちぎってても痛みはないけど、完全にイッてしまうとしばらくはちぎれなくなるので、バンドエイドで止めて通常よりゆっくりちぎってる。10月を乗り切ったことで腑抜けてる気がするし、テンポよくできずに返って調子が狂う。まいったなぁ。

夜は友人と会い、『ブラックダリア』を観る。カテゴリの「行った観た読んだ」に書くほどのモノじゃあなかった、残念。何つーかね、後味が『チャイナタウン』ぽい。フィルム・ノアールって結構好きなんだけど、やっぱ後味ってのは大事だ。大団円を望むとか言うのではなく、(フィルム・ノアールで大団円てのも変だけど) も少しすっきりして欲しいというか。1947年に実際にあった事件で、かつ未解決なものだから、期待しすぎたのかもな。

で、その友人と『今年最初に観た映画は何か』という話になる。すでに「どんな映画があって話題になってたか」すら忘れていて、自分の記憶力のなさに唖然。いまノートを読み返して(今年になって観た映画と読んだ本と漫画は書くよーにしたのだが、8月でこの記述も止まってる…)、今年最初の映画は『有頂天ホテル』だったことがわかった。評判よかったけどあたしはそーでもなかった。笑えるところで笑えないのは、読めてたからかなとも思う。三谷作品てみんなこーなんだろか。
この友人は今日が会社最後の日で、明日から違う会社だ。2人で「お疲れさん会」だったのだけど、あたしは彼女と違ってまだ道筋が見えていない。彼女ほどの努力を(作品に対してではなく自分の人生に対して) していないよなー、と帰り道、ハラを抱え冷や汗流しながら思った。
やばーい。風邪ひーたか変なモノ食べたか。どっちもだったりして。 
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by yukimaru156 | 2006-10-31 01:44 | そんな1日 | Comments(0)

いろいろ その2

今日はあまりにもあちこち行ったのでまだ酔ってるみたいだ。ゲージツの秋したなぁ。

*タイムウォーカー ~時空散歩人~
 銀座風ギャラリーで開催されてた宇田川誉仁さんの個展。氏の作品を見たのは98年の横浜アート縁日だ。当時、こんなに凄い人のいるイベントに出られること自体にわくわくした。動物や虫、そしてメカ好きにはもぉ~~~っ、たまんない!!!見ていない人にどう説明すればいいのか語彙不足で苛立つけど、一番近いのは『タイムボカンシリーズをより精密に、かつコミカルに表現した立体作品』というとこだろーか…横浜にあって今でも目に焼きついてるのは(いろいろあるけど) メカカメレオンで、がっぱと口を開けたその喉の奥には殺虫剤が搭載(?)されていた。30万だか50万だかの値がついていて、かつ売約済みだった。でも金あったら買うよ、あれは。
ともかくそういう作品群で、「時空散歩人」が発するライト(色が刻々と変化する) から浮かび上がる10センチ前後のメカうさぎ、アンモナイト、だちょう、その他何十体の動物と虫たち。天井からはくじら気球(もちろんメカ仕様) があり、改めて「展示もまたライブなのだ」と思う。この空間へ足を運び入れた者だけが体感できるライブだ。あ~、書き足りない!大々満足で立ち去ろうとしたとき、作家本人から話かけられ、つい話し込む。こういうとき、自分も作家で…とさっと名刺を出せたらいいけど、おこがましくてできんかった…いつか名乗れるほどの凄さを身に着けたいもんだ。

*たかぎみどり個展
 で、風ギャラリー後に行く予定だった日比谷の映画にタッチで間に合わず(ここは全席指定になったので時間ぴったりだったにもかかわらず完売で入れなかったのだ…ちっ) 銀座ギャラリーでやっていた、昨年犀で一緒したたかぎみどりさんの個展に顔を出す。パステルを基調にした優しい風合いで描かれる動物たちが愛らしい。うさぎもリスもいいけど、お気に入りはひとりゆっくりワインを楽しむアリクイ君。あのふさふさの尻尾がたまらん。

*101匹・猫展
 友人である岡崎真澄さんが出品されてるので行ってみる。これも銀座、朝日アートギャラリー。猫猫猫猫である。わかってたけど。彼女の描く猫は繊細ながら(ペン画職人であられるので) ちゃんと表情があって、それが擬人化されたものではないところがいい。来月末からの個展ではもっと多彩な面を見せてくれるのだろう。いま必死こいてペン走らせてる(点描うってる?) みたいだ、がんばれ~!

*Flower Collection 2006 悠久の時 ~花・戯れ~
 毎年この時期に開催される花展で、やはり友人が出品してるので閉場間際に行って来た。この「閉場間際」がお約束。だってお花いーっぱいもらえるんだもん。場所は来年取り壊しが決定したキャピトル東急ホテル。こういうだだっ広い会場でないととても飾れないし映えない生け花の大作が20はあるか。既に師範格(講師?)の友人の作品は紫で統一されたダイナミックなもの。蘭、トルコ桔梗、えーと、何だっけ。ハハ不在で花の名前がわからん。とにかく一抱えでもあまるほどの花を遠慮なくもらう。たった1日のために作られたこの空間もまた「ライブ」だよなぁ。

帰宅してまずは花の整理。してたらすぐ9時になって今夜は『亡国のイージス』。についても書きたいことが山ほどあるのだ!原作ファンは如月行役の勝地涼で不足ないと思う。ばっちしな適役。問題は「文庫で上下巻5センチの大作を2時間でまとめよーとすんな!」ってのと、「主役は専任伍長でなくて如月だろっ!」の2つ。あれじゃー納得できんよ。
朝食後に出かけて現在に至るまでに胃袋に収まったのは100円マックとプリンのみ。ハラ減った~。何か食ってから寝よ。

 *宇田川誉仁HP   http://www.ugauga.jp/
*岡崎真澄HP 幻遊  http://www.tcn-catv.ne.jp/~masumi3/  
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by yukimaru156 | 2006-10-30 02:23 | 行った観た読んだ | Comments(2)

いろいろ

今日はいろいろ行った。と言っても2つだけど。

*池ノ上あーとすぺーすMasuo 「シルバージュエリー+色色展」
 染色&テキスタイルのゆりかサンのシャツはいつもながら、というよりさらにパワーアップして(毎度パワーが炸裂するので「す、すげー」しか出てこない…) 見応えあるシャツが踊ってた。1点モノシャツ(染めだけじゃなくてピーズいっぱいだったりクルミボタンのブドウを肩や袖にあしらってたり) は見てるだけで楽しい。買えないし着れないけど、じゃみんな着れないかとゆーとそーでもなくて、ちゃんと似合う人が見つけて買ってくのだ。どんなに凄いのを作っててもこうして出かけていかないことには似合う人に出会えないわけで、そういう意味でも見習うこと多々。シルバーの田原さんにはお会いできなかったのだけど、素敵なデザインで好みだった。銀を磨くだけでなくヤスるってのも凄いけど、糸鋸使うってのは初めて聞いた。うひゃあ~。

*下北沢スペーススプラウト ナイーブシンクタンク絵本展
 00年~03年まで所属してた絵本作家サンたちのグループ展。毎年池袋での開催だったのだけど、今年はシモキタ。チャリで行けるので便利。(ちなみに池ノ上もチャリ) 例年より狭い場所でやることに参加者が遠慮したよーで、意外にもすっきりこじんまりな印象。ノスタルジーとか、ちょっと「ナイーブ」な絵本が多かった気がする。オトナ向け、というのか。はっちゃけた感じのがなかったからそう思うのかも。いっぱい読むと(参加作家36名)、くらくらするねぇ。

帰宅してすぐ特売品を買いに逆方向の駅へ。リョーシン不在中なので頼まれモノがあれこれあったのだ。昼食抜いてたことに気づいたのは7時過ぎ。料理する気力(気分)がなくて、鮭のハラミを焼き、大根卸しでいただく。味噌汁はワカメとネギ。ハハの漬けたキューリと納豆で完璧美味。日本人でよかった。

食後、先日から読み始めた恩田陸の『ネバーランド』を読了。萩尾望都とか竹宮恵子とか映画『1999年の夏休み』を思い出す。(あ、この映画は萩尾さんの『トーマの心臓』だった) 映画もドラマも小説も既にマンガなくしては語れないというか、「先にマンガありき」がなぁ~。「追う」のじゃなくて「追い越せ、もしくは別の道を行け」と思う。ま、それだけマンガが凄いってことだけど。

そーそ、昨日は映画『デスノート』をテレビで観たのだった。上手に端折って作ってたと思う。後編を劇場に行くかと言われると、いやテレビを待つよ、なんだけど。しかし何がイイってワタリ役を藤村俊二がやったことだよ!あたしゃ『カリキュラマシーン』からの彼のファンなのだ。(この番組を知ってるあなたは年がバレますぜ。かれこれ35年は昔) あの飄々とした表情と仕草で抜群の存在感。あれでワタリらしくライフルぶっ放してくれるとすかっとするんだけどなぁ。無理かなぁ。でも彼、ああ見えて「テレビ界最初の振り付け師」なんだぜぃ。

蛇足:遊んでばっかじゃなくてちぎったよ。宿題だった「赤ちゃん」。すっげーしんどかった…人って一番難しいや。どーちぎっても赤ちゃんに見えないんだもん。おしゃぷりだけで8回も失敗しちまったよ。
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by yukimaru156 | 2006-10-29 01:06 | 行った観た読んだ | Comments(2)

プログと日記とストレス

天気はちと微妙だったけど、衣替え(遅すぎ)と、井草ゴザをホットカーペットに替えた。相変わらず着ない服でも捨てられない。どかーっと捨てたいといつも思うのだけど、他のもろもろ(チラシだけでなく) と一緒に「捨てられない」のだ。いわゆる「片付けられない女」ではないと思うけど、「整理整頓収納」はできるのに「捨てられない」ってのは、つまるところは「ただモノが溜まってくだけ」。作家仕事で切羽詰まってくると、ときどき「うわぁ~っ!」とか叫んで部屋にあるもの全部捨てたくなる。「生きてくのに本当に必要なものなんてもっと少なくて済むはずだーっ!」とか何とか思って。でも結局そー思うだけで変化ナシ。いつか、その一線(?)を越える日があるんだろか。

このブログを始めてから3ヶ月が経った。いまのところ皆勤賞。ま、生きてりゃ毎日何かしらあるわけで、メールチェックするついでに開けて、メールの送信ついでにこっちも書くだけだからどーというこたーないのだけど、実は微妙なストレスを(半ば予期してたことだけど) 感じ始めてる。それが日記だ。ブログではなく、夜寝る前にベットで腹這いになって書いて終わったら枕の下に入れてすっきりするやつのこと。あたしはこれを20年続けてる。たぶん。もーいつ始めたのかなんてすっかり忘れてるし、読み返したくないのでノートが終わると天袋に放り込んでそのまま、なのだけど。(ここにあるものはカオスどころではない)
これまでに何度も滞っていて、大抵は「ギリギリまで創作パタンキュー」の場合だった。いろいろ書きたいのに気力ナシの状態。まあ、そういうのは10日もすれば一応終息するので、「○月○日、これを書いているのは1週間後の○日だ」から始まる日記をつけて「その日」になるべく早く追いつくよーにしてる。書く内容はその日にあったことより、その日の感情が多いかもしれない。『あのバカのおかかげで今日は残業だった。後ろから蹴り殺してやろーかと思う』とかとか。書けばすっきりして安眠でき、家族に八つ当たることも翌日にシコリを残すこともない。
その日記が滞って1ヶ月と2週間なのだ。過去最長のブランク。「書けないこと」がストレスになりつつあったのは青山と三鷹の搬入を終えたくらいのところまでで、以降は「早く書いて今日に追いつかなくては」というプレッシャーになった。「でもその前にこれを仕上げておかなくては」とかあれこれあったのもあるが、不思議と「ブログ書いてるからいいや」にはならない。電子日記というものを信用してないんだろう。ま、ここは独り言めいていても公の場であるという認識は持ってるから、別口の日記はやっぱり必要だ。

やれやれ、いつ追いつけることやら…森鴎外や山下清は3ヶ月~半年くらいまとめて(ちゃんと時系列で正確な日記を) 書いてたみたいだけど、そんな記憶力はないんでねぇ。プログ読み返しながら思い出して書くことになるんかな。ちょっとアホらしーけど。にしても、ブログをオフラインで読めないのは何故だろー?
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by yukimaru156 | 2006-10-28 01:40 | そんな1日 | Comments(0)

ワンコイン

いいお天気だったので衣替え~と思ったけどその前に敷いてある井草ゴザをホットカーペットに替えるのが先ででもその前に座卓とその周辺をキレイにする必要があってだけど作りかけのカレンダーと友人オーダーのちぎり貼りをするにはこの適度に散らかった状態の方が都合がよくてと考えてたら今日はギャラリー犀の搬出日。土曜に発送されているはずのギャラリーえんの荷物が届かず気をもんでたのが無事本日着。あちらの都合で伸びてたよーだ。送りましたとか届きましたとか、そういう連絡って欲しいときに限って滞ることが多いのはなぜだろー。こちらは配送ミスだけが気がかりなだけなんだけど、催促してるみたいで連絡するのも気が引けるんだよねぇ。そー言えば、ギャラリーが作るDMとか、送られてくるとすぐ「届きました」と一報入れるんだけど、そういう人って意外に少ないらしい。「そーゆーもん」なのかねぇ。

青山の「秋の宴展」ではメッセージカードがよく出ていてちょっと嬉しびっくりだった。あたしが店番した18日には3枚程度しか出ていなかったのに、17枚だ。やったー。
搬出で作家のANさんと遅いランチを取る。三茶にも出てたのでそのときの売れセンとかの話をしてたら、400円の樹脂のストラップを旦那の忠告に従って500円にしたら(400円のときより) ずっと多く出たと言う。なるほど~。「ワンコイン」て結構重要なポイントかもしれない。出すのも1枚、釣り銭も1枚。やり取りも楽だ。

つーことで、次回立川から、メッセージカードは1枚300円、2枚で500円にすることに決定!

あたしらのように雑貨系をメインにする作家ってのは、「薄利多売」で行くしかない。ひとつひとつ丁寧に作ってはいても、ある程度の量を一気に生産することで時間とコストを抑えてる。ひとつにどのくらいの経費がかかっているかとか厳密な計算はしてなくて、(パーツ代とかは微々たるものだけど、30や50という単位で買うものだしさ) “手間ヒマかかってるからこのくらいちょーだいよ”という感じなのだ。ANさんの場合、いきなり100円あげるなんて!と思われるかもしれないが、本来そのくらいでもおかしくないものだし、つまるところは「その金額に見合うものかどうか」というお客さんの判断次第。見合わないと思えば財布を開かない権利がお客さんにはある。過日の横浜で彼女は、お隣の「お子様価格30円」のビーズに泣かされたと言っていたが、それはその程度のモノなのであって(たぶん、だけど。見てないからね)、安いからお得、というわけじゃあないのだ。

横浜の感想で「趣味的な人が増えた気がする」と書いたのは、市販のパーツを組んだだけでオリジナルでも何でもないじゃん、というのもあるけど、コストと手間を考えるとそれじゃモトは取れないでしょとか、仕事じゃないから出せる価格なんだね、という意味もある。あたしらこー見えてこれが仕事なんでねぇ。そのあたりの区別、ついて欲しいよなーと思うけど、『いい趣味を持っていいわね』という意識を変えるのは難しいね、なかなか。趣味で半徹したり重い荷物引っさげて立ちっぱ接客なんざやんないよ。あ、やってる人もいるから難しいのか。
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by yukimaru156 | 2006-10-27 02:26 | そんな1日 | Comments(5)
*11/5(日) たちかわアートマーケット vol.10 
   JR立川駅南口から5分、モノレール立川南駅から3分
   立川南口ウエストサイド(車の通行を遮断し、歩道上に展示の歩行者天国)
   10時~16時
       http://homepage2.nifty.com/ikkou/ 
    3連休の開催ですが、さゆきの出店は5日(日)のみです。

*『おとなってなに?』 出荷先案内
    @啓文堂書店 (下高井戸支店) 
    @蔦屋 馬事公苑支店
    @新風舎直営店
      もちろんネットでも販売しています。書店営業もがんばんなきゃダメかな~。  
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by yukimaru156 | 2006-10-26 02:33 | さゆき 出店(展)情報 | Comments(0)
10月、ただただ慌しく目まぐるしく、何とか乗り切ったものの、感謝と反省でいっぱいだ。毎年10月は発狂しかけるけど(「芸術の秋」というのがいけないと思う。芸術に秋も冬も春も夏もあるもんかっ!) こんなにドタバタだったのは初めてだ。箇条書き(過剰書きだったりして)で、ちょっと振り返ってみる。キモチ的にはまだちょっと消化しきれてないけど。

*「おとなってなに?」原画展
9月末からなので“気がついたら10月に入ってた”感じだけど、最大の誤りは雑貨やコピー絵本の制作にやたらと時間を割いてしまったことだ。絵本がメインなのだから絵は原画でいいとして、雑貨作るよりミニ額とか充実させるとか、レイアウトにもっとリキ入れて工夫するとか。『荒野の決闘』『真昼の決闘』は評判よくて作って正解だったが、ちょっと半端だった。あとパーティなぁ~。ああいうのはもっと「根回し」が大事なんだ、きっと。異種作家交流の場になればと思ってたけど、夢散る。無念。

*横浜アート縁日 vol.15
2年続けて雨により1日中止だったので、今年からテント張り。日除けにはとても助かったけど、これまでと比べて手狭な感じは否定できない。それに2、3年前から感じてたことだが、作家の質が落ちた。(と書く貴様は何様だとも思うが) “そいつのどこがオリジナルなのさ”と突っ込みたくなるし、どっかのお教室でやってるセンセとセートの集団とか、じっくり見たいと思う作家作品は友人ばかりだったりして、「参加する魅力」がないことに気づく。売り上げ云々の話ではなく、マジメに来年は辞めようかと思った次第。横浜のお客さんには申し訳ないけど。

*ギャラリーえん「秋の宴展」
1人3点まで、ということで、何にするか結構悩んだ。「宴」と言えば酒宴だろーけど、それとか鍋パーティとかは“誰かがやる”と思って避ける。昨年の「遊園地展」では見事なほどメリーゴーランドとティーカップが多くて、自分もやったことにウンザリしたのだ。基本的に企画展の場合、誰もが発想しそーなモチーフは避けることにしてる。でも今回、酒宴も鍋もいなかった。カードも「秋」と「空き」を引っ掛けて扉をちぎり開けたカードを作ったけど、果たして受け入れてもらえたんだか疑問。みんなフツーに作ってくるもんなんだな。

*ギャラリー犀「小さい額の大展覧会」
原画展準備に入る前から作り始めたので、これが最もリキ入れてたとも言える。で、惨敗。Mr.かたくりは、雪だるまとも片栗粉の塊ともつかない妙な人物(?)なんだが、あたしだけが楽しんでたのかもしれない。「Mr.かたくりの1日」と題して8枚の絵にそれぞれ1日の出来事を綴ってみたが、読んでもらえたんだかどーだか。100均の額では何なので、英、露、仏、伊、タイ、アラビアとそれぞれのチラシをちぎり貼るが、手間の割には額がよく見えない。がっくし。殆ど衝動的に宇宙人を作ったが、ひとつ突き抜けたよーでいて、実は突き抜けてないと思う。ただ、オーナーに「昨年(の小さい額展)よりずっと上達した」と言ってもらえたのは救いだ。

*三茶アート楽市
暑くもなく寒くもなく、人出もここ最近では横浜より多いのではないかと思うくらいだ。だからこそ「人が流されて歩いてる」だけの印象も受けてしまうが。とにかく「見てるだけ」が多い。人数が多い上、出店作家(今年は100人) も多いため、“まずは端まで見よう”になるのだろう。そのとき、どれだけの人を作品で掴まえられたかがポイントだ。「(売り上げが)よくない」と嘆く作家は多かったらしい。あたしは横浜よりよかった。作品をイイと思ってもらえる人と出会うためには、出向いて行くしかないわけで、体力的にきつくなるばかりだが、ギャラリーオンリーには出来ないなぁ。
今回、5ヵ所中4ヶ所に来てくれた方が1名、3ヵ所が4名。出したDMは300通を超え、回収率(ホントに回収してるわけではなくて、DM見て来てくれた人の割合) は30%。本当にありがとうございました。何度でもお礼申し上げます。

やっぱ過剰書きになったか。しかももー2時過ぎじゃん!今日は三鷹でのランチがメインの在廊日。楽しかったし美味しかったー。
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by yukimaru156 | 2006-10-26 02:32 | 我思う | Comments(0)
目が覚めたら3時でびびって「うわっ、バカじゃないか?!」と起きたら9時の間違いだった…何をどう勘違いしたんだか。ともかく随分すっきりしてて、改めて“ああ、何とか10月5ヵ所出店を乗り切ったんだなぁ”と思った。衣替えができればなお良かったんだけど、この薄ら寒い陽気じゃあねぇ~、と半分言い訳だけど。作品の山片付けて掃除してチラシの山片付けて(まだちょっと残ってるけど、90×75の座卓の色が識別できるくらいにはなった。昨日までハガキ2枚分くらいのスペースしか空いてなかったのだ) 夕方になってちょっと一服。で、珈琲の友を読了。

乙一作品はいくつか読んでるけど、最も(?)評価の高いこの作品はまだだった。「本格ミステリ大賞」受賞作でもある。これが「本格ミステリ」の範疇に入るのか否かは、ちょっと判断しづらい気もするけど、おもしろい作品であることは確か。(笑えるってことじゃないよ)

彼が『夏と花火と私の死体』を引っさげて登場したとき、確か17歳だった。(あとがきに「あれから10年」とある。ひょえぇ~) 彼は本物か、それともこれはラッキーパンチか、と評価は分かれてたように記憶してる。で、本物だったわけだ、その後の作品を読むと。あたしはそう評価してる。
彼の書く一人称には毎度騙される。わかってるつもりでも騙されるのは、自称ライトノベル作家の軽い筆致のせいでもあるかもしれない。小説を読むとき、あたしにとって大事なのは「いかに心地よく騙されるか」だ。「騙してもらえるか」というか。だからミステリーが好きなのかもしれないが、「心地よく」ではない場合も多かったりするわけで、後味悪い結末に(例えどれほどトリックが巧妙で上手くても)「本棚に並ばず紙袋(古本屋行き)直行」になる場合もあるのだ。

彼の作品は『ホラーなのに切ない』みたいな謳い文句を書かれてたときもあって、これも当たらずとも遠からず。結構キモイというか、ちょっと引くような描写が多々あるにもかかわらず、他のホラー作家と比べてすんなり読めるのは、「作者の登場人物に対する眼差しの温かさ故」だと思う。だから「読める」のだ。
本作は「僕」と「森野夜」という名前の少女との話で、全部で6話から成る。(これを2冊にするのはあざといと思うぞ、出版社K) 「僕」の名前は最後の『声』までわからないが、そこがまたひとつのトリックにもなってるわけで、読了後、もう一度読み返したくなった。
『世の中には殺す人間と殺される人間がいる。自分は前者だ』という「僕」が語る事件だからこそ、読者は「そういう目」で読む。ことを作者は計算してる。でもそんな素振りを見せないあたりが凄いのだ。「ライトノベル」をバカにしてはいけない。(してるつもりはないけど、あのマンガな表紙が悪いんだよ~!この本だってシンプルな表紙でなかったら売れてないぞ、きっと) 

ひとつの事件には常に複数の人間と複数の要素が絡む。絶対一筋縄ではいかない。その絡め方と解きほぐし方が、ミステリー作家の評価を分けると思う。単純だけど上手い、やられた、と思わせる作家は少ない。
「何でもいいから読みたい読みたい」ウズウズを気持ちよくすっきりさせてくれた本だった。エグい描写が苦手な人に読ませて、どう評価するのか知りたいとこだ。
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by yukimaru156 | 2006-10-25 01:04 | 行った観た読んだ | Comments(0)

燃えカス

矢吹丈のよーにかっちょよく行ければよかったのだけど、ともかく「燃え尽きた燃えカス」だ、いまは。昨夜、あれから「吉祥箱」用のカード揃えて納品書書いて値札シール貼って「利用規約」をちゃんと読み返してたら4時。犀に行くのは無理だ~!と思いつつもこのブログに「明日は行けません」と書くのを忘れたので這ってでも行くことにした。雨降ってるからチャリでは行けないけど、天気でチャリ出してたら事故ってたかも…。

納品書や値札の書き方とか、ちゃんとしてないと受け付けないわよみたいな、ちょっと怖い印象があったのだけど、検品でもな~んの問題もなく、5分で納品完了。吉祥寺の駅まで戻ってまた三鷹から歩くのも、このままギャラリー犀まで歩くのも大差ないと判断して雨の中を歩く。なぜかmonoギャラリー近辺に着いて、初めて「吉祥箱」を出てからの1歩が間違ってたことに気づく。ダメだ、こりゃ。(わかる人にしかわからない話ですが、東へ行くべきところを南に行ってた感じ) ここで方向修正してもまたわかんなくなるので「吉祥箱」まで戻って仕切りなおし。今度はちゃんと着けた。到着は2時20分。知り合いは来ていないようで安心した。

ただ、売れ行きの方はあまり芳しくない。ちとまいった。三茶2日で4万(と20円)の黒字を出したので首の皮はつながったけど、まーたこういう妙ちきりんな在庫(「くりくり」以外のモノを作るとどこへ出しても残る確率が高い) を抱えることになるのかと思うと頭が痛い。1000円~3000円のミニ額が高いとは思わないけど、「欲しいか欲しくないか」の問題であって、「イイけど欲しくない」ではこっちの負けなのだ。そういう勝負ではない人はいっぱいいるけど、あたしにとっては「そういう勝負」でもある。勝たなければ、ギャラリー代もイベント参加費も交通費も材料費も出ない。他で稼いで出す、ということを自分に禁じてきたので、いまは出版費分だけがマイナだ。これを早く埋めたくてやや焦り気味らしい。ちょっと冷静にならなくては。ま、売れるからって作りたくないもの作って勝負に勝とうとは思わないけどさ。

燃えカスなせいか、思考能力は乱れがち、停止がち。ロクなことが書けないな。10月狂騒曲終了の感想はまた後日。
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by yukimaru156 | 2006-10-24 01:21 | そんな1日 | Comments(2)

三茶アート楽市 最終日

そろそろ陽が暮れて(ここの時間は11時~日没まで)、だいぶ作品とか見えづらくなったなと思ってきたところへぽつぽつと降りだして来て、あと30分は粘りたいと思ってたけど終了にした。それが4時半くらいだったのかな。4時前あたり、絵本やカードがツボにはまってうきうきほくほくしてくれてた2人組の女の子が『向こうまで見て戻ってきます』と言って行ってしまったままだったので、どーするかなー、でも作家仲間では『また来ますは、もう来ないの意味』みたいな揶揄が定説(?)になってるんだよなー、と思いながらちょっとづつ片付け始めてたら、小走りで戻ってきてくれた。(ちゃんと傘さしてた。準備がいい) ビニールをかけた、半分片付けた状態でもいいと言うのでゆっくり見てもらう。こういうお客さまはホントにありがたい。戻ってきてくれただけでも嬉しいのに、絵本を購入してくれた。感謝。

カレンダーは、昨日は常連の方が来て(えらく遠方から来られる方なので、ちゃんと出来ててほっとした)、購入してくれたもののその後動かず、原画といえども所詮カレンダーなわけで、卓上なのに2200円たーちと高いよな~、と思ってたら、昨年ここでやはり原画の卓上カレンダーを買ってくれた方が『今年もありますよね?!』と覗いてくれた。『これを楽しみにしてたんです』と言う。いろいろ話をしてて、実はこれは結構しんどいから、もう辞めようかなーと思ったりしてたんですよ、と言ったら『絶対やめないでください!来年も来ますから約束してください』と言われてしまった…こーまで言われて作らなかったら作家失格だよな、きっと。がんばってまた12か月分のメッセージを考えておこう。

今月は、原画展を含めると5ヵ所に出店したのだが、このうち3ヶ所に来てくれた人が4名いた。ありがとうのキモチいっぱいと同時に『変わり映えしない展示で申し訳ない』とホントに思う。昨年もこの時期、やっぱり出店が重なって(ホント~に、秋はイベントが多い。「誰が名づけた芸術の秋!」って感じなのだ) 似たようなグッズ、似たようなレイアウト、になってしまうのだ。定番のカードやグッズが増えてしまったため、ちょっと何かが増えてもわかりにくいのもあるけど。でも動かないグッズを外してしまうと「今回はないの?」と言われちゃうんだよなぁ。どーしたらいーんだろ。潔さが足りないのか。

明日はゆーっくり!と言うわけにはいかず、吉祥寺のレンタルボックスに納品なのだ。カードがちょっと足りないので(DMで来た人とか、絵本買ってくれた人についオマケしちゃうんだよ~!これこそ廃止しなきゃと思うんだけど…)、まだこれから作らねばならん。眠いし、爪もそろそろ限界なんだけど、あと数枚だから気合い入れてちぎるさ!

今日も真っ先に売れた『キレる前にキリかえる』カード、ちょうどお客さんいっぱいのとき、小学生の女の子がコレを声に出して読んで、ぽつりと呟いた。
『おとうさんにあげたい…』
え、と思う間もなく去って行ってしまったので、周囲にいたお客さんと思わず『おとうさん、すぐキレちゃうんだ…』と顔を見合わせてしまった。何だかなぁ。怒るのと叱るのとキレるのとは全く別物なんだけど、わかってない大人が増えてる気がするよ。そういう憤りというか、「それがオトナのする(言う) ことか」と思ったことが絵本『おとなってなに?』を作るきっかけだったな、とふと思い出してしまった。
いろいろ書きたいけどまた明日。
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by yukimaru156 | 2006-10-23 01:32 | そんな1日 | Comments(0)

ちぎり絵ざっか作家 さゆきの  雑記帳


by yukimaru156