お花見 part2
8人集まった作家さんたちは、1人を除いてはギャラリー犀で出会った面々ばかり。打ち上げとかでちょろっと話をしたことはあっても、こんなに長い時間を一緒に過ごしたことはなてく、そういう意味では新鮮でもあった。真面目な話とどーでもいいよーな話がちゃんぽんで、でも真面目な話もいつしかどーでもよくなってくという…ま、飲みながらなので「そんなモン」よね。
しかしフィギィアファンが少なからずいるのには驚いたなぁ。主であるJKさんが昔から好きだった、という話は知ってたけど。そして笑えたのが、あたしは入れなかったその話題の中盤あたりでイラストのOKさんが『…え、フィギィアって、人形のあのオタクアイテムのことではなくて?』とかましたことだ。そりゃー字面もイントネーションも同じだけどさ、流れでわかるだろー、流れで。いまそれを言うかー、でみんなで大爆笑。宴はそんな風に始まったのでした。
料理を運んだり、ソースを作るのを手伝ったりと台所と何度か往復してたら、ふと調理用素材の置いてあるテーブルにメモ書きがあるのを見つけた。ホントは宴に一緒するはずだったのに、仕事(マンガ家サンなのだ)が終わらなくて、2階でアシスタントさんと必死こいてる旦那サマからのものだった。
「おくさまへ 残りはオレたち2匹がいただきますんで!」
うわーっ、かわいいーっ!一度はちら見で済ませたものの、何かみんなに見せたくて持ってった。もちろんみんな(特に奥さまたち)は大はしゃぎ。『かわいいーっ!』『ウチの旦那はこんなこと言わないよ!』『おくさまへ、何て書かないよねー』。旦那サマを直接知ってる人たちも『こういう人なんだよねー』『好青年、て感じなんだよ』と言い、好感度上昇。結婚2年目、旦那は7歳年下。うーん、羨ましい~。
途中、一度顔を出してくれたのだけど、『まだ終わらないので…』と挨拶だけ。残念。てか、階上で必死こいて仕事してるのに、遅くまで(8時間も!)騒いでて申し訳ない…料理も(あんなにどっちゃりあったのに)残ったのはせいぜい2皿分くらい…いやぁ、悪いことしたなぁ…。
JKさんはイラストレーターさんでもあるのだけど、同時に「マンガ家の奥さま」でもあるわけで、それはそれですごく大変そうだった。アシさんたち合わせて「成人男子4人の食事」を、1年のうちの半分は作ってるらしい。「夫婦水いらず」なんて状態どころか「新婚気分」もないに等しいとか。だよなぁ…大変だ。も、「おかみさん」だよね。でもあの走り書きのメモ、たった1行だけど愛を感じるわぁ。
とうとう帰りまで旦那サン(とアシさん)が宴に来ることはなく、JKさんが呼びに行ったら『寝てた』と言ってたから、食欲より眠気が勝ってしまったのだろう。ご苦労さまでした。次回はぜひぜひぜひ!
みんなでわいわい帰るとき、初めてこの宴が「引越し祝い」であることを知った…何てことだ!だったらもっと何かちゃんとしたモノを用意してくべきだった…ママレードジャムだけなんて、ちょっと恥ずかしすぎるではないか!(美味しいと評判よかったのでよかったけど) う~ん。ちょっと失敗したなぁ、と反省。ワインとか小洒落たモノは(味も何もわからないから)持参できないけど、次回はも少し工夫しよう。
にしても2日続けて楽しい1日を過ごさせてもらった。今日の天気も心配してたほど悪くなかったしね。帰りの夜道も思いのほか暖かだったので、これからホントの春になるかな。