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「紙具」作り と『約束の冬』読了

庭の常夜灯の電球を買いに行かねばと思い、午後ちょっとひと段落ついた頃に出かけよーとした。ドアを開けて“何だ、部屋の方が寒いじゃん!”と思いつつ(雪丸ンちではよくあることだ)、チャリを出したらば雨。慌てて引き返して、洗濯物を取り込んだ。今日はハハはオデカケの日で不在なのだ。再び出ようとしたら、チチがひとこと。『たこ焼きが食べたい』。ハハがいないとチチは甘えタレになるなぁ。ハハがいても、か。
ともかく了解して(しっかりお金ももらって)、まずは電球。それからネギラー油のたこ焼き。帰宅してら雨がやんで薄日が差してきた。何なんだやう、もー。

ウチの梅は周囲では一番遅いのだけど、もうだいぶ咲いてきた。2分、3分、あたりかな。その梅の木に登って常夜灯を取替え、たこ焼きを半分もらって食べて昼食を済ませ、部屋に戻る。
六角ダンボールはあと20枚てとこなのだけど一時置いといて、六角のウラに貼る、金具ならぬ「紙具」を作る。ギャラリーの壁一面に飾るにはピンで止めるつもりなのだけど、ただピンだけだとダンボールに穴が開くし、ウラに紐つけてだと六角ダンボールが傾くでしょ。だからそこんとこ工夫して、「ちょっと宙に浮く」形で飾りたいと思ったのよ。“ここをこーしてあーすれば簡単でいっかな”というのは出来てて、あとはただ作るだけ。舐めてたわけじゃないのだけど、これを200、というのにめげそになってるとこです、いま。ふぇ~。

紙具は、ただ紙を四角く4回折って、間に紐(別に何でもいーのだけど、ここはやっぱうたちゃんに敬意を表して荷造り用の麻ひもでしょう)をはさむ、とゆーもの。紙はちょっと丈夫な方がいいかなと思いつつ、でもわざわざ買うほどのことでもない気がしてカレンダーの裏紙。10.5×4センチの紙を200枚作って、それを縦に2つ折り。それからくるくると丸めるよーに4回折る。だけなんだけど、終わってません、まだ。まぁ、1日がかりになるだろな、と予想はしてたのだけどね。でも机の上に山積みになった白紙の折り紙は、見てると“あぁ、こんだけの分量のちぎり絵をやったんだなー、あたしー”とちょびっとだけ感慨深いモノがある。六角ダンボール200枚は(いまのとこ180枚だけど)、小さい紙袋ひとつに入る分量で、はっきり言って“こんなもんか”なんだけどさ。

今日1日で終われなかったのは、ちょいと長い休憩を取ってしまったからだ。
何かもー飽きてきて、珈琲飲みながら本を読み始めてしまい、結局読了してしまったのだ。通勤用に持ち歩いてる、宮本輝の『約束の冬』。つい先日下巻に入ったばかりだったのだけど、その後一気、だった。つーか、現実逃避に「もーちょっといっか」でページをめくってたら終わってしまった、みたいな感じ?
宮本作品は外さない、と思ってたけど、そーでもないことが判明してしまった。う~ん…いや悪くないんだけどねぇ。どってことなかったな、という印象。氏の描く男(特に若い男)は、不思議な清潔感みたいなのがあって、ごくごく普通の男の子なんだけど1本筋が通ってるとゆーか、主軸がぶれない。「男として」より先に「人として」動こうとするところか気持ちイイのね、たぶん。人としての誠実さが清潔感に繋がっているのかもしれない。だからそういう彼が前面に出てくれるといいのだけど、主役からちょっと外れたとこに立つんだよなぁ。で、今回は彼の内面はあまり深く語られることなく終わってしまったのよね。
15歳のとき、喋ったこともない7つ年上の女性へのラブレターに『10年後、ぼくは26歳になります。そのときあなたに結婚を申し込むつもりです』と書くような子なのだけど、そしたらその発端や、その後の10年の間の彼の心の動きとか知りたいと思うじゃんねぇ?受け取った女性の方が主役だからしょーがないんだけどさ。

しっかし、こんなラブレターもらったら、とゆーか、こんな男の子が側にいて自分に好意を寄せてくれてたら、7つ年下でもコロリといってしまいそーだな。いや、どーだろ。やっぱ実際に現れてくれないとわからんか。
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by yukimaru156 | 2011-02-25 02:21 | そんな1日 | Comments(0)

ちぎり絵ざっか作家 さゆきの  雑記帳


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