105円絵本 とマッチいろいろ
いわむらかずおサンの絵本が105円であって、おおっ、と思って手に取りぱらばらしたら(前回破れてたので学習した)、中の絵のあちこちに赤鉛筆(?)でぐちゃぐちゃと落書きが…ちょっとショックだった。装丁はキレイなまんまなんだけど、これじゃああんまりだ。多少なら砂消しゴムで何とかしようとも思うけどさ。しかしこーゆーところ、古本屋てのはチェックしないんだろか。
とりあえず7、8冊ほど購入後、馴染みの煎餅屋サンへ。そこでちょっとお喋りして、『そば屋のガクセイ君がマッチを探してるからコレクションしてたやつをあげることにしたのだけど、彼いわく「どこにも売ってない」ってホント?』みたいな話をした。どーやらホントらしい。(でもこの店では1箱20円で昔ながらの「パイプマッチ」が売ってた) TMちゃんいわく、いまのライターは子供がいたずらしないようにちょっと火がつきにくくなってるのだけど、そうすると今度は力の弱いご老体にやりづらくて、「煙草用ではなく毎日のお線香などに」必要な人もいるから店に置くようにしたのだそうだ。なるほど。(そば屋のガクセイ、KBクンは『ライターよりマッチの方が煙草の味が美味い』という理由で欲しがってたんだけど)
震災後、100均にあったマッチ箱(4個入り)もなくなってしまったし、となるともー煙草屋で探すしかないもんな。(やっぱりそれなりに売れてるらしい)
で、今日はそば屋で、KBクンにあたしのコレクションを50個ばかりあげたらものすごぉ~く喜ばれた。よかったよかった。集めてたのはえらい昔で、こんなに持っててもしょーがないなぁ、捨てちゃおうか、と思ってたのだけど、捨てるのはもったいない、自分で使おう、と思ってたくせに使ってなかったモノ。かれこれ20年以上は昔のモノで、湿気てるかなと思って2つ3つ使ってみたら大丈夫だった。紙マッチ(ブックマッチ)は、ちょっと点けづらいのもあるけどね。
いちお、デザインとかイイのを集めてたので、その中から惜しくないと思われるモノをあげた。やっぱちょっと惜しいかなと思うモノもいくつかはあるのよ。インドやドイツのホテルのマッチとかさ。このデザイン素敵だよなと思うモノとか。ま、それらを外しても50もあったんだから上出来でしょう。
そば屋が終わってひと心地ついてから、KBクンが感動しながらテーブルにマッチを出してたらSUさんが来て『おおっ、懐かしいなぁ、昔はよく集めてたよー』てな話になった。2、30年前はコレクションしてる人って多かったんだよね。飲み屋は当然としても、ごくごくフツーのカフェやレストランでもちゃんと置いてあったし。
『オレがレストランやってたときに作ってさー』
『え、SUさんてレストランやってたんですか?』
『やってたよー、半年で潰れちゃったけど』
『……(寿司職人してその後ホテルの厨房にいたと聞いたけど、レストランもやってたんか…)』
『当時はマッチを置くのが普通だったから作ったんだけど、2万個からじゃないとダメだって言われてさー。もー山のよーに余っちゃってどーしよーもなかったよ』
って、そのマッチはどうしたんだろう…?話はそこから外れて、個々のマッチの話になった。もうとっくにない店のマッチも多いけど、まだある店のもある。渋谷の「らんぶる」なんて、いかにも昭和!な造りの喫茶店、まだちゃんとやってるもんなぁ。でもマッチはどうだろう。今度聞いてみるかな。(箱の絵はなぜかベートーベンなのだ)
『ところでさ、この紙マッチの点け方、知ってる?』
『知ってますよぅ~』
『そーか、失礼なこと聞いたね』
『こないだ友だちに聞きました』
ってことはそれまで知らなかったんか。
『片手で点ける点け方、わかります?』
『そーいやあったね、そういうやり方。わかんないや』
『あと、紙マッチを外さないまんま点ける方法』
『あ~、昔やったわ、それ。でも忘れちゃった』
と言ってやってみよーしとしたけど、やっぱり忘れてた。どーやったっけかなぁ。ちょっと悔しい。今度オトートに聞いてみよう。
持ってったマッチのほとんどは電話番号が7桁だったりして、いろいろ思うことも多かった。小樽のそば屋のマッチとかもあってさ。ホント、昔はどこにでもあったのにねぇ。このまんま残してたら価値もあがったかしらん。
デザインのマッチをこしらえており、過日に買い求めました。
ひとつを除いて、誰かしらにあげちゃったけどね。
汐宅では、もっぱら蚊取り線香の着火に役立っています。
パッケージはもちろん、中身もセンスよいデザインです。
今にして思えば、も少しストックしとくべきであったか…。
旧店舗を閉じて、リニューアルなさって以来の風丸さんは
画廊となったのでしたっけ?
汐はまだ覗いていません。オリジナルのマッチとかは、
今も扱っているのかなー。
とまれ、先だっての火災は幸いつつがなく、との由。
まずはよかったです。
そーそ、箱入りマッチ、風丸さんとこにありましたね。てゆーか、あれは某ギャラリーの企画展「マッチ展」のときのモノ(笑) あたしも参加して、楽しくてほいほい作ってたら、実は思ったほど売れなかったという…(^^;) 風丸さんも同じこと言ってました(爆) どこだったかにマッチの専門店があり、そこの好意で「白無地のマッチ箱、紙マッチ」を仕入れさせてもらった、という話です。(白無地は普通は売ってないそーな)
とある有名なイラストレーターさんのマッチは手描き1点もので1万円。初日に完売してました。すごい人がいると思ったです(^^)
風丸さんは、1階が雑貨屋さんに貸してて、2階をギャラリーやライブスペースに使ったりしてます。あたしもしばらく行ってないですねぇ。火事でびっくりでしたが、怪我人もなく無事でよかったです。