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吉川裕子個展「ぼくのじゃあにぃ」 高木亮個展「風の吹く街で」

ちょっと早起きして、まずは国分寺のくるみギャラリーへ。吉川裕子さんは夏の「小さい額縁展」で初めてご一緒したのだけど、そのときに個展の話をされてたので見たいなー、と思ってたのだ。タイトルが「ぼくのじゃあにぃ」だったので、何となく昔の拙著『タイへ行きたい』を持参した。
12時オープンで到着は11時50分。周辺をぐるりと廻って再び来廊。オーナーさんに差し入れして(もちろん吉川さんの分も持参した)、「いつものオミヤゲ」ながらえらく喜ばれた。あたしが揚げたんでないのも入ってるんだけどさー。ヘタレな方が「あたしではない」と言っておくんだった。

吉川さんの作品は陶器。中にライトを仕込んだ、おうちやアパートの陶器ランプはどれも愛らしくて、ヤラレてしまうのがドア。ちっさい陶器の鳥とかハートと一緒にこのドアだけってのも並んでて、最初は何だ?と思ってたのだけど、このおうちのドアなのね。(一見箸置きなんだけど) これが開閉するとなると、それだけで小人気分で盛り上がれる。ところどころに座ってる、あるいは雲(もちゃんと天井から吊ってあるのだ!)の上で寝てる人たちのふくよかさと柔らかな表情も素敵で、ギリシャとかあっちの方を旅してる気分になったりした。

お喋りを楽しんでるうちに吉川さん登場。オーナーさんと2人で『タイへ行きたい』をぱらぱらして楽しんでくれてた。自分でも見るのがちょっと久しぶりだったので、“あ~、こんなこと書いたなぁ、よく描いたよなぁ~”と覗き込んだりもする。既に「過去の出来事」なので、懐かしい感じで眺めてた。小一時間ほどでギャラリーを辞したのだけど、本を手放すのが惜しそうだったので(そこで「1500円でどうぞ」とか「このミニチュアと交換しませんか」とか言いたかったけど言えなかった…ミニチュアはちゃんと買いました、はい)、12月の「クリスマス展」に参加するからってことで預けてきた。楽しんでもらえればいいや。

それから吉祥寺東急へ。「きりえや」の高木さんの個展。こんだけ広いスペースで展示できるってすごい、とまずは唸ってしまった。あたしにゃ無理だわぁ。作品数も多くて、最終日だってのに本人の登場が遅れてて、その分、じっくりゆっくり拝見。「切り絵」だから黒一色の構図なんだけど(この構図の取り方がいつ見ても素晴らしい)、彼はその後PCで彩色する。その色もまた素晴らしいのよねぇ。これはカードやカレンダーになるのだけど、元絵(原画)はもちろん黒のままで、両方見られるってのもいーもんだなと思った。2時には来場するってことで2時半まで待ったのだけど、こちらもまだやることが残ってるので帰らせてもらった。まぁ、会えばまたお喋りで時間が経っちゃうから、会えなくてよかったのかもしれない。

3時には帰宅して、遅い昼食のあと(とにかくハラヘリでバテてた)、制作開始。「くじ」は何とかなったのでひと息ついて、粘土。まぁ、これは「間に合えば」ってとこで、12月の「クリスマス」かビタミンTeeの委託用。先日行ったとき、ちょっと依頼されたのでね。
思いの外時間を食って、カレンダー突入は夜。まだやってるところ。明日はそば屋で、しかもその前に友人とランチなので、今夜のうちに終わらせたい…どうかなぁ。絵本製本も忘れてたことにさっき気がついたし。ま、何とかなるっしょ。

 吉川裕子個展「ぼくのじゃあにぃ」~11/11(日)12時~19時(最終日17時)
 くるみギャラリー JR国分寺駅北口より徒歩6分 042-312-2963
 
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by yukimaru156 | 2012-11-08 00:54 | 行った観た読んだ | Comments(0)

ちぎり絵ざっか作家 さゆきの  雑記帳


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