ゆりか個展 Textile color IN⇔OUT と辻堂ゆめ「いなくなった私へ」
それと、靴箱にしこたまある靴も出した。玄関に並べたところ何と14足…何でこんなにあるんだか…父が「お買い物大好き」だったのと、ちょっと履いては「もっと軽いの」とか何とか言ってはまた買って…でこんな数になってしまったわけだ。これらはキレイだけどサイズが合わないのでバザー用。
そんなこんなで出かけたのは2時過ぎ。ゆりかねーさんの個展は何度も行ってるけど(それ以上にやってるけど)、「秋は初めて」なんだそーだ。言われてみればそのとーりで、彼女の作る「秋色」を楽しみに出かけた。
もっとも、「秋色」に終始する展示会ではなくて、「リビング」や「キッチン」といったライフスペースに合わせたコーディネイトの服と小物たち。珍しいのがタートルネック、だ。これまでの春開催の個展ではまず見たことなかったし、それ以外でも見たことない気がする。でもごめん、あたしダメなんでした、たーとるねっく…スカーフやマフラーをぐるぐる巻きにはするけど、タートルは苦手で、何度か挑戦したけど、結局イイと思って買ってもハハにあげてしまったりするんだよ。あ~、でもハハが見たら欲しかったと言うかなぁ。
ま、ともかくそんなで買わせてもらったのは濃いブルーのTシャツ。でもポンチョとか、帽子とか(布地を提供して帽子作家さんのSKさんに作ってもらったそーだ。あ、違った、苗字じゃなくて名前で書いた方がよかったんだっけ、ごめん、RKさん)、ココロくすぐられるのはいっぱいあったんだけどね。あのファスナーいっぱいシャツもなぁ…おっきくても重くてもカンケイなかったかもなぁ。
話変わって。
「読みたい」じゃなくて「読まねば」だとずるずる先延ばしにしてしまうんだけど、読み始めたら一気に読了した。辻堂ゆめの『いなくなった私へ』。これ、誰から借りたかってーと姪(小6)のHRなのだ。彼女は読書家で、夏休みだけで何冊も読んでたけど、中で最もいいと思った本を感想文に、て宿題でこれを選んだらしい。つまりイチ押し。を貸してくれたわけだ。新人ながら「このミステリーがすごい」大賞受賞作。にもかかわらず食指が動かなかったのは…まぁ、置いておくとして。
人気絶頂のシンガーソングライター梨乃が、あるとき路地裏のごみ置き場で目が覚める。が、誰も彼女をその本人だと認めてくれない。なぜならその彼女は「自殺した」から。そして梨乃は、自殺の動機も当日の記憶もないまま、唯一彼女を「梨乃」として認識してくれた青年優斗と行動を共にすることになる。一見何の接点もない事件やカルト集団の詐欺商法が絡み合い、やがて明らかになる真相…てのが大筋なんだけど、まず何より
ツッコミどころ多過ぎ!!!
で、何つーか「おもしろくて一気読み」ではなくて「とっとと終わりたくて」の一気読みだったんでした。いやぁ~、何が苦しいって、「これをイチ押ししたHRに何と言って返すのか」の一点に尽きる。伏線をちゃんと拾ってくのはいいにしても(これしない作家も多いからね)、カルトは教義は曖昧だわお粗末すぎるわ(故にカルト、でもいーんだけど)、どの人の台詞もリアルっぽくないわ、ご都合にもホドがあるとゆーか、そもそもあーたこれからどーすんの? で終わるんだよね。う~ん、これがホントに大賞受賞作なのか? ショーキン1200万の? なーんだかなぁ~。
てゆーか、ホントに何て言って返そう?
ゆりか個展 ~11/24(火)11時~19時(最終日17時) ギャラリーゆりの木(JR国立駅南口)
そっかぁタートルだめなのね〜。あたしは冬の必需品だからいっぱい作っちゃった!(笑)
予定外の出展だったんで、少しヘタレてはいたのだけど、見ていただけるとホント疲れも吹き飛びました!
これから寒くなるし、くれぐれも体調には気をつけてくださいねー。まずはいい週末でありますように!