江戸の悪 part2 人はなぜ悪に惹かれるのか

太田記念美術館で開催されてると知ったのがつい数日前。チラシを見ると6月2日からになってた。(ちなみに29日まで) 何でもっと早く気づけなかったか! と思ったけど、行くなら今日しかないな、と思って出かけてきた。昨日に引き続き、涼しいとまでは言えないけど気温は30℃くらいで過ごしやすい。ありがたい。(おかげで昨日作っておいたスポドリを忘れてしまった…)

副題に「人はなぜ悪に惹かれるのか」とある通り、展示されてる浮世絵は、歌舞伎などで演じられて好評を博した悪人たちばかり。石川五右衛門、白浪五人男、鼠小僧。当時は実際にあった事件を上演したり、小説にしたりしたので、いまのワイドショー的な扱いで娯楽でもあったのだよね。誰が演じた何、ということでまた話題になったり、大衆好みに脚色されてったり。(パート1は2015年に開催されて好評だったのだそーだ。見逃してたなー、ちぇっ)

「盗賊、侠客、悪女、ストーカーから妖術使いまで」とあるように、ただの「悪」と言っても幅広い。桜姫に恋慕する清玄なんてストーカーそのものだし、最期は刑場の露と消えた八百屋のお七も、悲恋の括りに入るのかどーかは解釈次第だけど「悪女」として展示されてた。平将門の娘、瀧夜叉の絵を観て(すでに何度も観てるけど)、皆川博子の『瀧夜叉』が読みたくなり、と同時に、"どんな話だったっけ…?"と思う自分に愕然としたりした。読後、おもしろかったー、て記憶はあるのだけど、内容が思い出せん…まずい…ここでは「妖術使い」ではなかった気がするのだけど。

浮世絵、特に豊国、国芳、芳年らの描く武者絵やいわゆる「血みどろ絵」が好きなあたしにとっては、過去に観たことある作品も多かったのだけど、「鬼神お松」は初めてで、おおっ、て感じだった。
講談、小説、歌舞伎で有名な題材のひとつで、遊女だったお松が仙台藩主に見受けされるもその藩主を殺され、仇討ちの旅に出てやがて女盗賊となる。そこで知り合った男と同行することになるも、その男が探していた仇討ち相手だとわかり殺害、本懐を遂げる、というもの。濁流の中、背負った女(お松)に首をかっ切られる男の絵が描かれてるのだけど、飛び立つ水鳥と水の勢いと男の驚きの表情、そして血飛沫と女のある意味無表情な、達観したような顔が印象的だった。解説読まなかったら、どういうことなのかわからない絵ではあるな。

鑑賞後、廊下で落合芳幾の展覧会のポスターが目に入り、テンションが最高潮に達した。て、わかる人にしかわからんよね~。ごめんねー(棒読み) 芳年と同様、「血みどろ絵」を得意とした浮世絵師で、彼との共作となる『英名二十八衆句』は有名なのだけど(本展でも何作か展示されてる)、彼の作品だけをまとめて観た記憶はない。のもそのはずで、「初の回顧展」と銘打たれてた。素晴らしい! 8/3~9/24まで、というのがちと何だけど、でも絶対、何が何でも行くだろね。
受付けの売店で「相馬の古内裏」の手拭いを見つけたのでそう言ったら『???』な顔されてしまった。国芳の超有名な髑髏の絵だよ、展示してんじゃんか! とツッコミたかったけど置いといて、無事入手。やっぱ瀧夜叉、再読したいわぁ。(瀧夜叉が妖術使って大宅太郎光圀の力量を試してるところなのだ)

帰宅前に新宿のドバシへ出かけ、レンジを見る。品揃えは豊富だけど、やっぱりサイズがネックで(サイズが合うモノはどれもフラットではなく回転テーブルなのだ)、諦めてB・オフに寄り、『ヒトガタナ』の最終巻を探したけど見つからず、ついでに『コタローは一人暮らし』も探したけどなくて、ま、それでも今日は素晴らしい収穫であった、といい気分で帰宅した。

朝8時前から来てた植木屋は『ちょうどいま帰ったところ』と言われた。挨拶したかったんだけど残念。モサモサの激しかった椎の木や梅の木がばっさり刈られ、庭全体がすっきりした。夏らしく爽やかな感じになったな。
夕飯のあと、バリバリちぎって貼って、7枚のミニ色紙を無事完成させた。これはちょっとどーかなー、とか、この色じゃなかったかなーとか、細かいとこが気になったりもするのだけどね。あと2枚(のつもり)はちょっと保留にして、大色紙(つかフツーの色紙)に移りますかね。








(´ー`)


[PR]
名前
URL
画像認証
削除用パスワード
by yukimaru156 | 2018-07-27 00:37 | 行った観た読んだ | Comments(0)

ちぎり絵ざっか作家 さゆきの  雑記帳


by yukimaru156