万引き家族  2018年 日本

タイトル通り「万引き」だけで暮らしてる家族の話かと思いきや、とーちゃんは日雇い仕事で汗水たらしてるし、かーちゃんはでかいクリーニング工場でせっせとアイロンかけしてるし、ねーちゃんはフーゾクでカラダ張ってる。(その金はどこへ…?) ばーちゃんの年金に頼ってはいるけど、それで息子は学校にも行かず万引きしてるわけだけど、狭くてモノが散らかり放題の部屋で雑魚寝の家族は、何つーか「家族」してる。なかなか危うい生活ではあるけど、明け透けに物を言い、笑い、白菜ばかりの鍋をみんなでつつくさまは「団欒」であり、文句を言い合いつつも楽し気だ。

カンヌで賞を獲ったことより、海外で何らかの優勝、受賞した人に必ず直通でおめでとコールをする首相がこの監督には「しなかった」てことに笑い(あちらの新聞では揶揄されたらしい。なぜ電話をしなかったか、は長くなるので割愛するけど、監督のスタンスの問題かね。あたしは監督に一理あると思ってるけど)、ばーちゃん役の樹木希林が亡くなったことで(遺作ではないようだけど)ちょっとは興味惹かれたけど、あまり観たいたー思わなかった、実は。それでも近所の映画館で上映、てことでハハが行きたがったので同行した次第。

「みんなで万引き」してることで繋がってるような家族が、虐待されている幼い子供を連れ帰ったところからその絆が綻び始める…てのが宣伝等で知られてるところで、それ以降の話となると、まあポロポロありはするのだけど、そんでそれをネタバレだ! て怒られるよーなことでもないと思うのだけど、とりあえず書かないでおく。
感想からするとだね…「知られてるあらすじ以外のナニモノでもない」てのが一番腹立つわけだけど、まさにそれだったな! て感じ。

キャストは子役たちも含めてみんなうまい。安藤サクラも樹木希林もいい。彼女らの、不安を押し殺しての「いまの生活を楽しみたい」キモチもよくわかる。わかるから、想像通りの破綻をしたあとのそれぞれの道筋をもう少しはっきり見せて欲しかったな、て気もする。もっとも、見せてくれたから評価が上がるか、てーとまた違う気がするんだけどさ。

関係ないけど、劇場は通路に補助席、立ち見の出る盛況ぶりで、そんな中、通路側に座ってたハハの隣の補助席の男性が高鼾を始めて、それが結構でかくて、まぁ寝るキモチもわからなくはないかな…と思った瞬間に派手な音たてて椅子から転げ落ちた。それでも半分寝てた。笑いごとではない。ここで「目が覚めない」てことは「救急事案」だ。脳梗塞の疑いがある。前後の人が立ち上がり、1人がスタッフを呼びに行った。周囲の人は彼と映画を気にしつつそのままでいたのだけど、スタッフが来るころ、彼は目を覚ました。あたしはスタッフに『救急車を呼んでください』と耳打ちし、ヤキモキしながらそれを待ち、彼(70代くらい?)が目を覚まして立ち上がろうとするのを制してさらに待ったのだけど、スタッフが来ない。イライラしながら待って、結局彼をそっと立ち上がらせて(立てたのだ)、肩を貸して劇場外へ連れ出した。すごい汗だった。こりゃホントにまずいわ。でも意識があるから軽度だな。無事、スタッフに引き渡して、映画に戻った。映画は終盤にかかったところだったけど、観てなくても内容は知れたし、わかんなくてもどってことなさそーだった。

映画が終わり、男性が無事救急搬送されたことがアナウンスされたのでほっとして、劇場を出る際、若いスタッフに『無事搬送されたようで良かったです』と言ったら『???』て顔をされた。ま、いーやと思って出ようとしたら、年配のスタッフに呼び止められ、礼を言われた。白い紙片を手渡そうとするので、住所書けってか? 礼にゃ及ばんよ、と固辞しようとしたら、紙片はこの劇場の招待券であった。『中座させてしまいましたので…』とそのスタッフ。ありがたく頂戴した。来年4月まで有効の券だったのだ。もーけた。

帰宅してから、カレンダーに取り掛かった。それについてはまた改めて。










(゜-゜)

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by yukimaru156 | 2018-10-11 01:38 | 行った観た読んだ | Comments(0)

ちぎり絵ざっか作家 さゆきの  雑記帳


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