『かもめ食堂』
『そんなの観てる場合かよっ!』
でも見ちゃったんだからしょーがないじゃん。近所の映画館でやるのは知ってたけど、いつだったかなと思って検索してみたら今週で、ここは火曜がレディースディ。つーことで行くなら今日!でしょ。ずっと仕事場の近くでロングランしてたのに行ける日がなくて(レディースディを狙ってたからですが。これってありがたいシステムだけど、世の男性諸氏は「性差別だ!」と憤りを感じないんですかね?) ともあれ本日、会社をダッシュ退社して走って歩いて(走ってだけではたぶん辿りつけない…途中で倒れる) 無事4時50分からの回を鑑賞。
世間的には評価も高くて、友人の評価もまたよかったのだけど、ちょっと期待しすぎた感はあったかな。でもだからって悪いわけではないし、ひとりでフィンランドに「かもめ食堂」を立ち上げたものの、1ヶ月客ゼロでもちっともめげてない主人公サチエ(小林聡美好演)はいい。片桐はいりも(あたしゃ高校時代、シモキタの小劇場で何本か彼女の出てる芝居を観てる。もちろんテレビとかで知られるずっと前からで、でもその存在感は既に他を圧倒してた。今回の「普通な感じ」もまた悪くない) もたいまさこもいい味出してる。「食堂」というからには定食、なわけで、トンカツも卵焼きも鮭の塩焼きもフツーの食事なのに、なぜかとてもおいしそう。で、すっっっっごく「おにぎり」が食べたくなる。これは保証する。明日の昼はおにぎりだ!(いつもだけど)
主人公らの(特にサチエの)フィンランドに来た理由が語られるわけではない。ガイドブックにかもめ食堂を載せたり、大事件が起きて食堂が有名になって、というのでもない。ただ淡々と日常を過ごし、『毎日きちんとしていれば、ちゃんとわかってもらえます』と言うサチエの言う通り、いつも通りがかるだけだったお客さんが少しづつ、“大丈夫かしら”って感じで入ってきて、いつのまにか常連さんになる。まあ、それだけの話だ。
『日本人のソウルフードはおにぎりでしょう』に反論はない。いま「うどんだろっ」という映画もやってるけど。フィンランドは「サーモン」らしい。だから塩鮭もよく焼かれてるんだけど、彼らは普段はどうやって食べてるんだろー、と思ってしまった。そーいやポルトガルはタラだったけど、この調理法は365種あると言われたっけ。(ちなみに98年に訪れてるのだが、ここで食べて美味しかったのは塩焼きのいわし!大根おろしと箸があれば完璧だった)
えー、つまりは、日本食を食べてもらうのは結構なんだけど、当たり前のように箸を使うフィンランドの人たち(あれは何でだ?) の普段の食生活とか、ゴハンもちゃんと出るんだけど、違和感ないのかなとか、なけりゃないでいいのだけど、そういう「食文化の温度差」みたいなのが何もなく進むのが逆にちょっと引っかかっちゃったかな、あたしは。
帰宅したら夕飯が出来てて、今夜はひじきたっぷりの肉じゃが(ジャガイモと人参は自家製!)、ゴーヤのおひたし、自家製辛子味噌で食べるさしみこんにゃく、そんでウリのお新香、だった。ハラショー!!!チチが糖尿を患って以来、揚げ物やこってり料理や肉々しいモノは並ばなくなったのだけど、それでも毎日じゅーぶん美味しくいただいている。和食万歳!世界が終わる 日かあたしが死ぬとき(どっちも同じだ)は、絶対和食だぜ!の思いを新たにした。
横浜DMが送られてこないのでブース№がわからず、横浜方面の人にDM出せていないのだけど、今日、出版DM(いつ書店に並ぶとか、どーすれば買えるかとか) が出来上がってきたので、同封して投函することにした。で、きっと明日あたり着くのだ、横浜のが。
ポルトガルの鰯は一度食ってみたいなあ… そろそろ日本は「秋刀魚」の季節ですね♪
まあ煮詰まったときは現実逃避が一番よね。私もそろそろ逃げたくなってきた・・・。美味しいご飯が食べたいよ~~~。
フィンランドでは、塩鮭は食べないだろうねえ。スウェーデンや、他の北欧と同じように、日本で言うスモークサーモン的に食べたり、パスタ(クリームソースをベースにキャビア入れたもの)と一緒に食べたりだろうな。
昔、フィンランドの業者さんと仕事してた時、相手の業者さんが、出張に行くとサーモンばっかり食べさせられるから(お金出せば、アンコーとかあるんだけど、一般人はサーモンとかニシン位しか手が出せない。近所に住んでたスウェーデン人が自分の持っているレシピ本を日本に来て全部制覇したと言う位、日本は食材の宝庫なんだなあ。プラス北欧に比べると安い)それが嫌って言ってたよ。
土日仕事しているので、折角来るのに、横浜には行けません。今年は晴れる事を祈っています!!
びーどろさん、肉じゃがの肉は何とは決まってないんじゃないですかねぇ。ウチは牛ですよ、ちなみに。豚でやったこともあったかなぁ。うたちゃん、そちらも大変そうですね。あたしと違って「切れ間」がないじゃないですか!せめて美味しいもの食べて活力養ってくださいね!特別凝ったものでなくても美味しく食べられればそれが一番ですよ。
ネイル屋はりねずみさん、こんにちは。『かもめ食堂』は観て損するものではないですよ。ちよっと言い方が悪かったかもですが、「肩の力を抜いても背筋をぴんと伸ばして生きてくことはできる」と思える清々しい印象の残る映画です。珈琲淹れるとき「コピ・ルアック」と言いたくなるしね(これは観てのお楽しみ) 先日DVDになったみたいだから、レンタルでも観られるはずですよー。