キャッチコピー
昔はコピーライターにもなってみたかったのだ。
1枚200円のカードに1行メッセージを入れて300円で(コピー代が100円なのか?)売り始めたのはいつくらいだったろーか。3年くらい前かなぁ。「ありがとう」とか「誕生日おめでとう」とか、そういう類の言葉は(リクエストは多いけど) 『それはご自分の文字の方がいいですよ』と断って入れていない。『字が下手だから…』と言う人も少なくないのだけど、あたしだって自分の字がいいとは思っていないし、これはやはり「ありがとうと伝えたい人が書く言葉」だと思うからだ。
話がそれた。
1行の、メッセージとは言えないモノもあるコピーを書いたら好評だったので、(実際は“あ、こうやって一言だけ書くというのもいいな”と思って200円のカードが売れるだろう、と読んでいたのだ。100円もったいないじゃん) それが現在に至っている。いまあるコピーは季節モノも含めてざっと40余。新作を出すのはいいが、何を外すかで迷うようになった。全部出したら作るのもしんどいけど、選ぶ方もしんどいはずだ。たぶん。
一応、どっかの借り物ではなく自作のコピーだけど、そうとは言えないものも多々ある。あたしが気に入ってる『それはそれ。』なんてコピーですらない。でも改めて言われる(書かれる)と、結構共感を得るらしく、売れ筋だ。便利な言葉なんだな、これ。いろんな場面で使えるし、何となくコミカルな響きもあってもらっても楽しめる。
今回作ったのは新作3本含めて18種、72枚。息つめて書いてるせいか、ちょっと呼吸困難めいてきて1枚仕損じる。初めてのことだ。『背筋をぴっとね!』が『背節』になってびっくり。いっぱい書いてると気が緩んでくるんかな。ちなみにこのコピーは昔好きだった柔道マンガ『帯をギュッとね!』からの着想。
「1行で書けること」と「くりくりの絵が入っててもおかしくない文」であることが前提なのでだんだん考えるのが大変になってきたけど、そう思ってると何かの拍子にぽっと出てくるから不思議。日頃の成果?と思いたいね。ちなみに今回の新作のひとつは『来るなら恋!』…自作であるよーな、どっかで見たよーな、なんだけどさ。
最近目にしたコピーで秀逸だったのが、友人が着てたTシャツに書かれてたモノ。
『気にするな、気になるから』
やられたっ!と思った。何でも「友人の知人がネットでのみ販売してるオリジナルTシャツ」なんだそーだ。いい台詞だわ、これ。あたしが書くコピーも、誰かに「うわっ、やられた!」とか思ってもらえたらいいなぁ。
余力があったらやろう、と思っていたことが、どうやら出来そうにない…ということでちょいと凹み気味…そー思うと余計やりたくなるんだよねぇ…困った。