時代劇は殺陣が命…かな
そんなこんなで夜で、礼状書きにいそしもーと思ってたのにカラダが動かず、ケーブルでトヨエツの『丹下左膳 百万両の壺』を観る。んん~、まあ、話の筋はわかってて、というか読めてて、「それをどう料理するかスタッフ&キャストの腕次第」と思ってたのだけど…60点てとこかなぁ。
時代劇は殺陣が命っつーか、そこんとこがアタシ的には大事だったのだけど、そこがちょっとね。殺陣を指導できる人も少なくなってるのだろうし、「撮り方」もなってない気がした。“その角度じゃないだろ”とか“そこをちゃんと見せろよ”とか。時代劇もそんなに観てないくせにうるさい。ある作家サンで『捕り物控えは必ず観る、読む』という人がいて、(彼女の愛猫の名前は平蔵である)、仕事人の何作目がどーとか、八丁堀はあーだこーだと話をしてて面白いのだけど、『いまの若い奴は腰の入り方がなってない。刀は腕で振っちゃイカン』と怒ってた。その通りだと思うねぇ。(ちなみに彼女はあたしよか3つ4つ上くらいっす)
チャンバラにしろ、拳銃ドンパチにしろ、役者の技量だけが問題ではなくて(経験ないのは当たり前)、「その撮り方」がモノを言うと思うのだ。下手っぴが殺陣やってても緊迫感のある映像は撮れると思うし、どこをどう切り取るかが撮影や編集や監督のセンスなんじゃないのかな。
以前『修羅雪姫』を観たとき、あれは時代が「鎖国し続けている現代の日本」で、代々刺客やってる一族の話なんだけど、(だからもちろん武器は刀だけど、改良を重ねた剣ぽくてかっちょよかった)、殺陣っつーかアクションの撮り方がうまいなーと思った。主演の釈の腰の入り方も悪くなかったし。確かアクション監督は香港の人ではなかったかなぁ。
んなことをつらつら考えながら観てて、PCの前に座ったらカードケーム始めちゃって、気づいたらもーこんな時間…んん~、ま、いいや。ちょっと休日ってことで。