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S舎の話。

だだーっと長いブログを書いて、送信しよーとしたらば「サーバーに接続できません」の文字…その前にメールチェックはしたし、できないわきゃないだろ!と思うのだけど出来ず、再びまたあの文章を書くのかと思うと滅入る。これでまた送信できなかったらもっと滅入るな。一体何だってあーゆー現象が起きるんだか。

S舎の「負債25音円、会社再生法申請」の記事について書いた。ネットとかでもいろいろ言われてるのだろーけど、そっちは全然見てなくて、新聞記事だけの情報で行くと、昨年、「本が書店に並ばない、話が違う」と裁判を起こされたことでのマイナスイメージを払拭できず、負債が膨らんだらしい。一昨年あたりは飛ぶ鳥を落とす勢いで、発行数1位を誇るK社を抜くとか抜かないとかだったのに、いきなり25億の負債になるんかい。そこがちょっと不可解。

絵本に限らず、本を出版したい人は多い。団塊世代が定年を迎えて、趣味、あるいはこれまで培ってきたものを「形」にしたいと思うせいか、ここ数年はすごい勢いで自費出版が増えてるらしいけど、その中で大手だったS舎が「他と比べて悪かったのか」というと、そうでもない気がする。むしろ「よかったから急成長して個々の対応が鈍くなっていった」のではないだろーか。
『おとなってなに?』を出すとき、打ち合わせにしろ何にしろ、「異議を唱える間もなく処理されてく」感じがした。素人だからバカにしてるのではなく、「あとがつかえてるからこの件に関してはこれで行きましょう」みたいなものが透けて見えるというか。一度ラインに乗ってしまうと、止まることができないのだよね、この業界は。たぶん。

裁判に関しては(その後の経過を知らないのだけど)、後日S舎から『誠心誠意をもって対処しています』という封書がきた。関わった作家たち全てにこの文書を送るだけでも相当な経費がかかってるんではないかと思う。これに限らず、S舎はよく封書を送ってくる(きた言うべきか)。お便りとか新刊案内、ネット広告のお誘い、公募作品の募集とか。これら印刷物の制作経費だの何だのと考えると「それでモトは取れるのか?」と思ったりもしてたのだ、実は。本を出すのはその人の夢であり、形になれば達成感があるだろーけど、出版社にしてみれば、営業、流通、販売その他が延々と続く「会社実務」以外の何モノでもない。書店に並ぶ数多の本のうち、売れる(読んでもらえてる)本がどのくらいあるのかを考えると気が遠くなる。大手出版社でさえ、在庫返品の管理費用に泣いてると言うし。そのあたりを考えると、ちょびっとだけ出版社に同情もしてしまうんだな。

にしても、あたしが関わった出版社で潰れる(てはいないか)のはこれで2社めだ。昔、小説を書き殴ってた頃、いざ出版という段になってある日突然そこが不渡りを出して潰れた。「バブル崩壊後、初の出版社倒産」と記事にあったな。新聞を読んでびっくりして即電話を入れるも既に不通。当時はメールとかなかったから、電話が通じなかったらもう「お手上げ」だった。翌日だかに原稿用紙がどん!とバイク便で返却されたときはもっとびっくりしたけど。400字330枚(手書きだぜぃ)を4回書き直して、挿絵担当が決まればGOという段階だった割にはショックがさほどでもなかったのは、そうやって返却してくれたということと、出来についてちょっと不満もあったのでほっとした面もあった、というのがある。いまでも「あれはあれでよかった、時期尚早だった」と思ってるし。
ンなことより、もひとつの出版社は大丈夫だろーな。でも2度あることは3度あるとゆーし…考えてもしょーがないけど。

あぁ、最初に書いたブログの方がはるかにマトモだったー。もー眠いし寒いし、疲れた。そば屋は殺人的だったのだ。昨日よりマシだったらしいけど、人数いないとホントに目が廻る。
今夜はビデオに録画した『あしたの喜多義男』を見るつもりだったのだけど、風呂入って寝る!
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by yukimaru156 | 2008-01-09 02:46 | 我思う | Comments(0)

ちぎり絵ざっか作家 さゆきの  雑記帳


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