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嬉しくないホメ言葉

完成した絵をハハに見せた。最近よく耳にするよーになったそのホメ言葉は、どー反応すればいいか困るだけにつらい。
『カッターで切ったみたいね』
う、うーんんん。つまりは「切り絵」みたい、ってことだよね。広告の紙をカッターで切った絵、と変わらないってわけだ。昔々はそれをやってコラージュっぽくしたりしてたわけだけど、それじゃつまんないのでちぎり始めたのに、「それと変わらない絵」になってしまったってことよね…とてもちぎったとは思えない、という言葉にもうまく反応できないのだけど(喜ぶべきなのかどーなのか…ホメられてるってことはわかるから「ありがとう」なのだけど)、さてそんじゃあどーすっべか、というのが難問。

構図がワンパターンであるとか、色の使い方が決まってきてるとか、そういう類のことであれば(指摘されるまでもなく)、勉強研究の余地がある、と思う。まだまだ精進せねばなるまいな、と自分を戒めることも多い。でも「ちぎり絵らしいぐずぐず(?)した線」をちぎる、というのは10年前ならともかく、いまは作れない。
かつてピカソは(ここで彼の名を書くのはとてもはばかれるのだが)、右利きだったのにある日“左手で描いた線の方がおもしろい”という理由で左で描き始めた(そーだ)。が、しばらくすると左で描くことにも慣れてしまい、いまじゃ専門家ですら「どちらの手で描かれた作品かわからない」と言う。えーと、何が言いたいかとゆーと、「左手でちぎる」ってのももしかしたら悪くないかも、と思ったわけで、やってみた、とゆー話。やたら時間がかかる上、「紙を両手でつかむ」動作に変わりはないのでちぎってるうちにどっちでやってるのかわからなくなり、フラストレーションがたまるだけだった。アホらし。左手で字を書いたりするの、好きなんだけどね。

本日は、チチが土曜に万馬券を当てたので、家族3人で外食。1駅先にたまに行列の出来てる寿司屋があって、ちょっと気になってたのでそこへ行こう、とゆーことになってた。が、なぜか『鰻屋もいいね』ってことになり(昔からあるのだけど、入ったことなくてそここが2、3年前に改築してキレイになったのだ)、寿司ではなく鰻、となった。何となくこー「口は寿司」な感じだったんだけどさ。ま、鰻も好きだしあたしの金じゃないしで不満もない。
この店、外観はすっきり質素な料亭風で“中はどんなかなぁ、わくわく”だったのだけど、四方を白壁に囲まれた、何の装飾も工夫もない造りで、質素どころか、清潔なだけの無味乾燥な印象。テーブル席は2つのみ(2階もあるけど)で、お世辞にも広いとは言えない。店の人は注文聞いてすぐ引っ込み、な~んもない空間で待たされる。せめて調理してる人の顔だけでも見れたらまた違うのにな。鰻はそこそこ美味しかったけど、何か「また来たいね」という店でもなかった。

こないだっからなぜか気になってた、昔書いた小説をちょっと探してみた。リョーシンを先に出かけさせて、あとであたしがチャリで行くことになったのでその2、30分くらいのうちに。物置部屋の手前の荷物をあれこれどけて、やっとたどりつく。覚えのないタイトルばっかで慌てた…クサいタイトル、ダサいタイトル多すぎ…覚えがないのでぱらぱらしないと目当てのモノが見つからない。焦った。先日友人が『30代のことは覚えてるけど、20代の頃のことは忘れてる』と言ってたけど、まさしくそのとーりだ。
で、やっと見つけた本のタイトルは「裏切りの季節」という…しょーもなくて泣けた。鰻屋から帰宅して読んで、そのタイトルをつけた意味がわかったけど(それすら忘れてた)、何つーか、感想すら恥ずかしくて書けない…オダブツする前に処分しなきゃだよなー、これは。いやこれらは、か。
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by yukimaru156 | 2009-02-24 01:45 | 我思う | Comments(0)

ちぎり絵ざっか作家 さゆきの  雑記帳


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