2007年 12月 12日 ( 1 )
古着屋でそば屋のABちゃんが、あたしが貸した『蟲師』8冊の返却と一緒にマンガを貸すといってたので、過日もらった名刺のメアドに『一度に全部持ってこられると重いので分散してくれ』と送っておいた。返信はないままだったのだけど、気にせずに行ったらば、『蟲師』8冊と『D・GrayMan(ディー・グレイマン)』5冊の計12冊を持参しやがった。にこにこ笑いながら『いやぁ、重いですよー』って、だから貸すときもこないだ会ったときも分けてくれと言ったじゃん!メールにも書いたぞ、と言ったらひとこと。
『あ、登録してないから拒否されちゃったんだ』
のわぁにぃ~!つーか、だったら名刺交換する意味ないじゃんよー。ともかく12冊も持ち帰るのはヤだったし、どーしたもんかなーと思って(ロッカーに置いとくのもちょっとね)、30代のYKちゃんにさりげなーく『マンガとかって読む?』みたいな話を持っていき、好きなマンガの話をちょっとしたあと(『王家の紋章』とか『ガラスの仮面』で盛り上がったあと『バカボンド』の話になってこりゃイケるなと思い)、またまたさりげなーく『「蟲師」って読んでみる?』と会話を誘導してOKさせた。あたしってば策士。でもオダギリファンで気にはなってたとゆーから、悪くないはずだ、うん。
で、彼女がいまハマってるのは『猫村さん』らしく、評判よいことは知ってたけど買って読みたいほどではなかったので借りることにした。こーやってあたしの読書歴(マンガ、小説含む)は、金銭を介さないまま拡がってくことになるのだ。ビンボー人の知恵。でもそーやって本を貸し借りすることで共通の話題にもなるし、互いの親近感も生まれる(?)から、いいことだと思うんだよね。
隣の定食屋のおじさまとは、浅田次郎とか横田秀夫(って字だっけか)でちょっとだけ盛り上がった。ひとりで休憩のとき、本(『終戦のローレライ』)を読んでたら、話かけてきたのだ。本を読む習慣のある人って大抵は「人が何を読んでるのか」気になるところだから、そこから生まれる会話は楽しい。『ああ、潜水艦の話ね。どう?』みたいな感じで。本を読まない人は、何の本を読んでいるのか聞いてもわからない、だから聞かない、となってしまうのだよね。
『終戦のローレライ』は全4巻で、いま3巻目の半ば。んんー、これまでのところ、同じ作者(福井晴敏)の『亡国のイージス』の方がよいかなぁ、という感じ。つまんないわけではないのだけど、引っ張られすぎ、というのかな。映画で浅倉役を誰がやったのか気になるところなのだけど、読了したら調べようと思う。しかし彼の、やたら唇が赤いとこを強調されるのはいかがなものか…マジで想像するときもい。
そーそ、昨日、甥から(という名目で)、可愛いアニメーションのメールカードが届いた。♪Happy Birthday to you~、と動物たちが歌って踊ってくれるものなのだけど、こういうのがタダで配信されてくるよーでは、世の人が「字を書かなくなって当たり前」だよなぁ。ちきしゃうめ、と思いつつ、あんまり可愛いのでハハにも見せた。大喜びだった。
「くりくりをアニメでやれば」とはみんなが言うよーにあたし自身でも思うのだけど、まー、いつかねー。やってくれる人がいたらね。根っからのアナログなあたしにゃ無理っす。