2018年 02月 24日 ( 1 )

過疎化の進む港町が「身寄りのない元受刑者を市として受け入れる」制度を作り、6人の男女それぞれに仕事と住居をあてがう。条件は「今後10年間をここで過ごすこと」。彼、彼女たちに面識はなく、身元がバレないように、そして彼らが接触しないように注意しろとクギまで刺されて、市役所職員の月末は「お目付け役」にされる。彼らは全員が「殺人者」で、そのことを知ってるのは月末だけ。
町では「のろろ祭」という伝統行事があって、その祭りの日を境に接点のなかった彼らが知り合い、そして事件が起きる。映画のキャッチコピーは「信じるか、疑うか」。

という、まぁ、それなりにおもしろそう? て印象だけで観たわけだけど、んん~? だった。てゆーか、公開3週目で評価もそれなりに高くて、かつ、映画館に入ったら平日昼間なのに結構混んでた…てとこからしてちょっと解せない。元受刑者6人はいい役者揃えてんだけど、そしてみんないい演技してくれてるんだけど、何つーか、映画のキモみたいなとこがダメなんだよな。冒頭の「元受刑者を市として受け入れる決定」からして違和感あるし(いきなり6人も入れるか?) そもそも「過疎化対策の一環」と呼ぶ割にはどこも人いるんだよ。町もすごくちっさいわけでもないし。ホントに税金対策も兼ねた受け入れが必要なほど過疎化してんのか、ここ? みたいな。

多々あるツッコミどころをぐっと飲み込んで観てると、町中のあちこちで見られるポスターの「のろろ祭」当日になる。(ホントに過疎化進んでんなら、こんな立派なポスターなんか作れんだろに) この奇祭、詳しい説明はないのだけど、「のろろ神さま」という、この港町のかつての悪神、そしていまは守護神てのを祀る行事で、町にはこののろろ神のでっかい石像まである。この神さまを模した面をかぶった人のあとをぞろぞろと行列するんだけど、「成りてがいない」ってんでここで初めて6人が揃うわけだ。もちろん互いに面識はないし、元受刑者であることも知らない。(焦ってるのは月末だけ) そして事件が起きる…というより、このあとに「互いの素性を知った者たちの間で」事件が起きるわけだけど、"やっぱそーか""そーなるよな""だと思った"の連続で、何つーか、最後まで新鮮味がなかった。

「信じるか、疑うか」のキャッチコピーは、この映画の本質を突いてないし、そもそも「誰かが嘘をついてる」のではない。事件を撹乱させてるわけでもない。殺人を犯したと言ってもそれぞれに事情があり、服役して来たのだからもう許してあげれば? な人だっている。それを信じるか疑うかは、つまるところ「居場所」を求めた彼らを受け入れる度量があるかどーか、なんだよな。
と、話がそれてくな。この映画は、ちょっとありがちなその「受け入れられるかどうか」ではなくて…何なんだろ。つまり何を言いたいのかよくわかんない映画だった。

「羊の木」は、冒頭の東タタール紀行の一説と、元受刑者の1人が海岸で見つけた、羊のなる木? みたいな絵のブリキのお皿から由来してるのだと思うけど、ホントのところはわからない。木の枝の先に羊がいるという絵柄は、「羊が刺さってる」ようにも見えるし、となるとまた意味合いも違ってくるよな。この羊、5匹だし。
過疎化した地域にいきなり6人も入ってきたら、もーそれだけで「事件」だろと思うから、終始リアリティが感じられなくて、サイコも唐突で(サイコって唐突なもんだと思うけど)、だからこの映画にハマれなかったのかなぁ。
のろろ神もね、昔3リオにいて、復刻の兆しさえ見えない「半漁どん」そっくりで笑えたよ。あれももーちょっと何とかならなかったのかねぇ。

午前中シゴトして、つい先日買ってきたばっかだけどそのときちょい少な目だった某メーカーの高齢にゃんこ用ごはんがもうないとゆーので、パシってきた。別にあたしの役目ってわけではないんだけどさー。誰も行かないんだったら行っちまった方が早いじゃん。報われてる気はあんましないんだけどね。









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by yukimaru156 | 2018-02-24 01:12 | 行った観た読んだ | Comments(0)

ちぎり絵ざっか作家 さゆきの  雑記帳


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